【国が公認した】保育士専門のおすすめ転職エージェント5選

保育士として転職したいなら、保育士に特化した転職エージェントを利用するのが一般的です。

ただし、ランキング形式で紹介しているサイトが多いものの、その順番もまちまちで、「結局、どれを選べば良いの？」と悩んでしまいますよね。

そこで、今回の記事では、国が公認した基準に基づいて「これなら理想の転職を実現できる！」と言える転職エージェントを5つ厳選して紹介します。

保育士が転職エージェントを選ぶ基準や注意点もあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

保育士が転職エージェントを選ぶ基準とは？

保育士として転職することが決まっているのであれば、保育士に特化した転職エージェントを探すことになりますが、その数は30社以上あると言われています。

では、どのような基準で転職エージェントを選べば良いのでしょうか？

先に結論を述べると、厚生労働省公認の『適正認定事業者』に指定された転職エージェントを活用することをおすすめします。

したがって、転職エージェントを使って転職活動を進めるつもりであれば、なんとなく選ぶのではなく、国公認の転職エージェントを選ぶようにしましょう。

今回紹介する国公認の保育士に特化した転職エージェント

2022年時点で、厚生労働省が公認している保育士特化型の転職エージェントは９つあります。

そのうち、今回紹介するのは、以下の5つの転職エージェントです。

上記の他に、公認されている転職エージェントは以下の4つです。

こちらの保育士に特化した転職エージェントですが、2020年度に転職成功者の件数が全て5件以上50件未満と乏しい実績でした。

そのため、国公認の転職エージェントの中でも、実績が豊富な選ばれしエージェント5社のみ、本記事では紹介しています。

次の章から一つずつ紹介していきますので、ぜひ安心してご覧になってください。

保育士におすすめの転職エージェント①マイナビ保育士

一つ目におすすめする保育士向けの転職エージェントは、マイナビ保育士です。

こちらは、言わずと知れた大企業である株式会社マイナビが運営しています。

転職アドバイザーは総勢37名（2022年2月時点）で、全員の顔と名前、人柄を確認することが可能です。

ここまで、はっきりエージェントを紹介しているのは透明性があって、好印象ですね。

また、求人数も非公開求人も非常に豊富で、特に関東圏に強いコネクションを持っています。

ちなみに、保育士といえば、保育園や幼稚園で働くの一般的ですが、マイナビ保育士では児童発達支援や学童施設などの紹介も積極的です。

「正直、保育園以外で働くイメージが湧かない…」そんなためのコラムがマイナビ保育士の公式サイトで掲載されています。

サイト内を回遊するだけでも、かなりの勉強になりますよ。

なお、リクナビNEXTの調査によると、転職成功者は平均4.2社登録しているので、迷ったらまずマイナビ保育士に登録しておくと良いでしょう。

保育士におすすめの転職エージェント②保育士人材バンク

二つ目に紹介する転職エージェントは、保育士人材バンクです。

こちらの運営会社は株式会社SMSで、もともと介護士や看護師など医療福祉関係の資格を持つ方の転職をサポートしてきました。

保育士人材バンクは2018年からスタートし、今では年間300人以上の転職成功者を輩出しています。

保育士人材バンクが他のエージェントと異なる点として、児童発達管理責任者（児発管）向けにも特化した求人案内が得意なことです。

今まで、障がい児の保育に数年携わってきた人なら、保育士に加えて児発管を保有していることでしょう。

そのため、児発管の資格を有効活用したい保育士の方にも保育士人材バンクはおすすめです。

保育士人材バンクに登録する

保育士におすすめの転職エージェント③保育士バンク！

3つ目に紹介するのは、保育士バンク！です。先ほど紹介した保育士人材バンクとは「人材」の2文字がないので、ご注意ください。

保育士バンク！は、日本マーケティングリサーチ機構（2018年、2019年）の調査で、『保育士がおすすめする保育士求人・転職サービスNo1』、『保育士求人・転職サービス 認知度No.1』を獲得したことのある転職エージェントです。

保育学生がよく使う『保育士就活バンク！』の姉妹エージェントなので、「どこかで見たことがある」と感じる保育士の方も多いでしょう。

また、保育士バンク！は、関東圏・主要都市の求人のみならず、地方における保育士求人も多いので、該当者はぜひ登録しておきたいエージェントです。

保育士バンク！に登録する

>>保育士バンク！を利用した人の口コミはこちらの記事から

保育士におすすめの転職エージェント④保育士ワーカー

4つ目に紹介する保育士向け転職エージェントは、保育士ワーカーです。

保育士ワーカーは、サイト内で掲載している求人数は35,000件以上と圧倒的な掲載数を誇っています。

そのため、関東圏はもちろん、地方における保育士ワーカーの求人数は段違いで多いです。

その証拠に、保育士ワーカーで山形や鳥取など地方都道府県で検索をかけたら、少なくとも100件以上ヒットします。

ちなみに、今回紹介した他のエージェントで地方都道府県で求人を探しても、良くて2桁の件数しかヒットしません。

したがって、関東圏や主要都市以外で転職活動したい保育士は、保育士ワーカーに登録しておいて間違いないでしょう。

保育士ワーカーに登録する

保育士におすすめの転職エージェント⑤しんぷる保育

最後に紹介するのは、しんぷる保育です。こちらのエージェントは、関東圏の保育士転職に特化したサービスで、2019年に会社自体が創立したばかりの言わばベンチャー企業です。

「大企業じゃないけど大丈夫なの…」と思うかもしれませんが、その心配は必要ありません。

なぜなら、厚生労働省が定めた『適正認定事業者』の基準をクリアしている上、2020年度の転職成功者は100人以上の実績があるからです。

また、しんぷる保育の公式サイトを見てみると、転職業界の闇を打破したい気持ちが表れています。

というのも、転職エージェントの真の顧客は保育士ではなく、企業側であることをご存知ですか？

実は、転職エージェントは求職者から料金を一切取らず、採用してくれる企業から理論年収の約30%の報酬（年収300万なら、約90万円）をもらいます。

つまり、お金だけ追い求めるエージェントなら、「求職者が納得した転職できるか？」を考えずに、どんどん転職させて成功報酬を得ようとするのです。

しかし、それはしんぷる保育の合言葉にもあるように、保育士がHAPPYになりませんよね。

そのため、転職することが目的になるのではなく、転職した先の理想の働き方を実現したいと強く願う人は、しんぷる保育のエージェントと一緒に転職活動をしてみましょう。

しんぷる保育に登録する

【注意】こんな転職エージェントを選んではいけない

結論、良い転職エージェントかどうかは、実際に使ってみなければわかりません。

ただし、保育士に関しては、厚生労働省の『適正な有料職業紹介事業者の基準』で、転職エージェントを選ぶ基準を紹介しています。

その基準の一つに、『お祝い金を支給していない』があります。

転職に成功したらお祝い金を支給する転職エージェントがありますが、よく考えてみると、なぜお祝い金を用意しているのでしょうか？

理由は、転職エージェントは求職者に早く転職を決めてもらいたい…と本音は思っているからです。

残酷なことに、転職エージェントからすると、あなたはたくさんいる中のたった一人の求職者に過ぎません。

安易に転職を決めてしまうと、保育士と職場のミスマッチが発生する可能性があります。

すると、せっかく転職したとしても、また退職して転職活動を再開しなくてはいけませんよね。

したがって、目先のお祝い金に目をくらませずに、本当に納得できる転職を目指すようにしましょう。

【質問】あなたは、理想の保育士になることができていますか？

ここまで、保育士におすすめの転職エージェントや選ぶ基準をお伝えしてきました。

ところで、あなたは自分が思い描く理想の保育士になることはできていますか？

潜在保育士のキャリア研究（2016年）によると、保育士の退職理由としては、「仕事量の多さ、労働時間の多さ、給料安」がある一方で、保育士を続けたい理由としては、「保育理念や方針の一致」を重視する人が多いことがわかりました。

また、「不尽な仕事量の多さや労働時間の長さが生じるような余裕のない施設では、保育士が理想とする保育理念や方針の実現が難しいことを示唆している」と報告されています。

つまり、いくら理想の保育士像を描いていたとしても、労働環境が悪ければ自己実現はできないということが言えるでしょう。

そのため、理想の保育で子どもに最善の利益を提供したいと考えている保育士の方は、ぜひ勇気を出して転職に挑戦してみましょう。

まとめ：理想の保育士を諦めずに目指してみよう！

保育士の転職エージェントは30社以上ありますが、迷ったら今回紹介した厚生労働省公認の転職エージェントを選ぶことをおすすめします。

厳しい審査基準を乗り越えた選ばれしエージェントのみ紹介しましたので、エージェント選びに時間を費やすくらいなら、今回紹介した転職エージェントに登録してみてください。

なお、転職するからには理想の保育士を目指して、さらなるキャリアアップを狙うべきですよ。ぜひ、勇気を出して転職に一歩踏み出しましょう。

改めて、今回紹介したエージェントを以下に載せておきます。