【保育士必見】ヘルニア悪化を防ぐなら転職すべき3つの理由

保育士を4〜5年続けていると、腰痛や肩痛、膝痛など、体のいろんな部位に爆弾を抱えるようになります。

そして、中でも腰痛が『ヘルニア』にまで発展したら、さらに仕事を続けることは困難です。

  • ヘルニアくらいで保育士を辞めるなんて甘えでは?
  • ヘルニアを理由に仕事を辞めた人がいるのだろうか?
  • 違う仕事に転職する保育士はいるのか?

上記のように、気になったことありますよね。

先に結論を述べると、ヘルニアを理由に転職する保育士もいるんですよ!

そこで、今回の記事ではヘルニアになった保育士が次に狙える仕事やヘルニア持ちの保育士の体験談などを詳しくお伝えします。

ヘルニアが悪化するたびに、転職を考えている人は、ぜひ今記事を参考にしてみてください。

ヘルニアになって実際に転職する保育士はとても多い!

まず、ヘルニアになって転職する保育士がいるのか?気になりますよね。

Twitterを見てみると、退職理由の1つにヘルニアの悪化で仕事を辞めた保育士がいることがわかります。

上記のように、ヘルニアで転職する事は何も珍しいことではないことがわかりますね。

むしろ、ヘルニアで保育士を続ける事は、ヘルニアをより悪化させてしまう可能性があります。

次の章からヘルニアになったら保育士が転職すべき理由を3つ紹介していきます。

ヘルニアになったら保育士をやめた方がいい理由①ヘルニアと相性が悪すぎる

ヘルニアになったら保育士が転職すべき1つ目の理由は、保育士という仕事自体がヘルニアと非常に相性が悪いからです。

保育の仕事は、子どもを抱えたり、立ち座りを何度もしたり、そもそも腰に負担がかかります。

いくら、骨盤ベルトや湿布薬で対処しても、日常的に腰を痛める動作をおこなっていれば、ヘルニアの痛みが改善されにくいです。

定期的に、ヘルニアの痛みがやってくるでしょう。

そのため、保育士をしている限り、痛みを起こす動作をしなくてはいけないので、ヘルニアが良くなることは少ないです。

ヘルニアになったら保育士をやめた方がいい理由②肩や膝も痛くなる

2つ目の理由は、肩や膝も痛くなることです。

腰の痛みをカバーしながら仕事をしていると、体の他の部位にも痛みが出てきます。

腰が落ち着いたとしても、体のどこかしらが悪く、コンディションの良い状態を保てません。

体の調子が悪いままだと、気持ちも下がって目の前の保育に集中できないこともあるでしょう。

そのため、単に腰の痛みだけだと捉えずに、人生トータルで体のケアをすると考え、保育士を引退することをおすすめします。

ヘルニアになったら保育士をやめた方がいい理由③お金もかかってくる

3つ目は、ヘルニアの治療にはお金がかかることです。

腰の痛みを少なくするには、以下のように多くのお金がかかってきます。

  • ベルト
  • 受診費用
  • 痛み止めや湿布薬
  • 整骨院

なんだかんだ、毎月1万円以上のお金がかかっているのではないでしょうか。

保育士はもともと給料がそんなに高くないので、1万円は大きな金額です。

1年間で12万円もあれば、ちょっとした旅行であれば、3回くらい行くことができるでしょう。

イツキ

腰が痛いと、旅行を満足に楽しむことも難しいですからね

余計な出費が増えることになるので、プライベートを充実させたい人ほど、腰に負担のない仕事が良いでしょう。

ヘルニアを持ちながら保育士するのは、デメリットしかない!

先ほどお伝えしたように、ヘルニアを持ちながら保育士をしていても、どんどん体は悪くなっていきます。

しかも、成果報酬型の仕事でもないので、頑張りが認められるわけでもありません。

むしろ、腰が痛くても自由に休みを取れなかったり、「そんなもんでしょ」と配慮してもらえなかったりするのではないでしょうか。

過去にアンケートに協力してくれた方の中に、本来はそんな人ではなかったのに、腰が痛いがために、仕事を結果的にサボるようになった方もいました。

ヘルニアになった保育士の体験談

28歳女性 幼稚園勤務

保育士として業務を始めてから6年目で急にヘルニアになったというわけでなく、徐々になっていきました。
重たいものを運ぶとかでなく、左足のしびれが酷く最後はまともに歩けなくなりました。
そして、仕事をサボるようになりました。私自身、子供が大好きで、将来は自分の子供も欲しかったのですが、このままいけば出産とかも出来なくなるのではないのかと思いました。
痛み止めの薬とかもあまり飲みたくなかったですし、結婚とかもまだしてないのにこのまま自分の体を酷使することは自分の将来にもあまりよくないと考えて転職しました。骨盤ベルトも効果はありませんでした。


53歳女性 保育園勤務
子供の突発的な動きを止められない、腰痛の痛みで俊敏に動けない時に、その子が周りの子供達にぶつかりそうになることが多かったです。
危ない場面を何度か体験し、今の状況で保育士としての安全な保育が出来ないのでは?と日々考えることが増えました。
通院して鍼やマッサージをして痛みを和らげながらも騙し騙し保育していたが、立っているのが辛くなりました。

責任感のある保育士ほど、「ちゃんと仕事したいのに体がついてこなくて…」と意見しています。

また、「痛みに我慢しながら仕事してるのに、これだけの給料って、割にあってなさすぎる…!」と思うようになります。

結果的に、仕事へのモチベーションもムラができてしまい、保育者として成長することができなくなってしまうでしょう。

このように、ヘルニアで腰が痛いまま保育士をしていても、肉体的にも精神的にも良いことは何一つありません。

したがって、いつまでも保育士をやっていられないと思っている保育士ほど、次にどんな仕事をしていこうか、まじめに考える必要があります。

保育士を辞めて、異業種に転職する保育士が多い

ヘルニアやヘルニアに伴う精神的な辛さから退職して、違う仕事につく保育士はとても多いです。

接客(対面・電話) 18人
事務 12人
専門職 7人
独立 4人
保育園以外の職種 4人
営業 2人
運送 2人
工場 1人

※本調査は、クラウドワークスで50名の元保育士にアンケート回収をした結果です。

上記のアンケート調査からもわかるように、異業種に転職している保育士が非常に多いことがわかります。

しかも、保育士約160万人のうち実際に働いてる保育士は60万人程度。(※1)

残りの100万人近くの保育士は、潜在保育士として資格を持っているだけです。

また、保育士は8年以内にその5割が保育士から引退すると言うことも調査報告で明らかになっています。(※1)

理由はどうであれ、保育士を引退して違う仕事に就く人がたくさんいるのです。

そのため、保育士を引退する事は何ら不思議なことでもありませんし、むしろ自分の体のために保育士を引退することも1つの職業選択と言えるでしょう。

出典(※1)厚生労働省「保育士の現状と主な取り組み」

ヘルニア持ちの保育士が登録しておきたいおすすめのエージェント

理想を言えば、退職する前に次の職場を決めておくほうが、お金に心配する必要はありません。

もし保育士から異業種転職を狙うなら、以下の2つの転職サイトに登録しておきましょう。

これら2つのサイトは、あらゆる業界の求人を網羅的に紹介しています。

気になっている求人の給料相場や、求める人物像などを見て、情報収集に活用してください。

さらに、転職アドバイザーに今後の転職活動をサポートしてもらいたい方は、以下の2つの転職エージェントに登録しておきましょう。

これらのエージェントに登録しておくことで、転職のプロと直接お話しすることができます。

お話をする中で自分が気になっている業界についての基礎知識を教えてもらうことができますし、転職を成功させるために今から何をすべきなのか、一緒に考えてくれますよ。

転職サイトで求人をたくさん見て調べる余裕がない方は、最初から相談することをおすすめします。

保育士をしていなくても、保育に関わることはできる

せっかく保育士の資格を取ったからには、「資格を生かした仕事をしたい!」、「子供に関わる仕事をしたい!」と、思う方もいますよね。

しかし、子どもと関わる仕事ができるのは、何も保育士だけではありません。

塾の先生で働く人もいれば、おもちゃメーカーで働く人もいます。

体を壊してしまえば、結婚や旅行など、あなたがやりたいと思っていたことがスムーズにできなくなってしまう可能性もあります。

保育園で現場で働くことだけがすべてではないことを、ぜひ知っておきましょう。

まとめ:ヘルニアのある保育士は自分の体を大切にしよう!

 ヘルニアに日々苦しんでいる保育士は、まずは自分の体を大切にしてください。

最悪の場合、本当に保育士ができなくなる体になるかもしれません。

しかしその時には、保育士はおろか日常生活や旅行など日々の生活や楽しみを満足にできなくなってしまいます。

あなたの人生はこれからも続いていきます。

将来やりたいことをきちんとやるためには、体が健康であることが1番の基礎となります。

ですから、ヘルニアで苦しみながら保育士をしているのであれば、ぜひ勇気を出して違う仕事に挑戦してみて下さい。