あなたは、今働く業界に限界を感じ異業種へ転職しようと考えてはいませんか?
年収はあなたの実力ではなく、業界で大きく左右されることがほとんどです。
もっと高みを目指したいと考えるのであれば、異業種を転職することは妥当な判断だと言えるでしょう。
しかし、今まで経験したことがない分野に飛び込むのは、なかなか勇気がいることです。
自分をどのように魅せて転職活動をしていけば良いのか、不安な人もいますよね。
そこで、今回の記事では異業種に転職する際におすすめの転職エージェント合計4社を厳選して紹介します。
たくさんありすぎて、選べないと迷っている方は、本記事のエージェントをぜひ活用してみてください。
未経験から異業種へ転職する人は多い
大手転職サイトのdodaの調査では、異業種に転職する人の割合は全体の6割に近いと報告されています。
つまり、異業種にチャレンジする人の方が多く、決して珍しいことではありません。
実際に、Twitterでも、異業種転職に成功した人の声は多く聞かれています。
Twitterを見てると、福祉業界の収入が気になっている人がちらほら。
コロナが始まって、異業種からの転職組も増えた。
話題は、やっぱり仕事の量に比べて、収入の少なさ。
この悩みは、ずっと続くのか?
副業をしたから解決する訳でも無く。
残業やオペレーションの見直しも、セットで考えるべき。— リーさん|福祉業界で起業する為、副業で資金調達 (@undouhoikusi) March 16, 2022
保育士時代と異業種転職した今の源泉徴収を見比べた。
大卒7年目保育士の手取り月給18万ちょい。未経験入社ニ年目の今は手取り24万。
保育士の時より150万以上年収あがり、昼休みも取れ、あの頃よりストレスも圧倒的になく、暦の長期休暇や有休もすんなりとれる。
保育士諸君はいつ辞めるの☺️?— クズ子 (@kuzuko1990) January 23, 2021
異業種に転職して、異常な職場環境だって自覚した。休憩もあって、持ち帰りもなくて、責任も軽い上に、時給も高い。潜在保育士が多い理由はここにあり。一度転職したら、保育士に戻る気なんて、一向に起きないのが現実。
— メイ (@bqmrs2121) October 16, 2021
主に、収入面で、前職よりもかなり良くなった方が多いようですね。
特に、給与は個人の実力というよりもどの業界に属しているかで、大きく変化します。
例えば、介護や保育は国の税金で成り立つ仕事なので利益が上がらない業界ですが、広告やITなどは利益を追求すれば青天井です。
そのため、給与水準の良い業界に転職して、自分の納得のいく人生を歩む方は多いようですね。
異業種転職は不安だからこそ、転職エージェントが役に立つ
異業種への憧れはあっても、いざその行動に移せる人はそこまで多くはありません。
例えば、保育士として長年働いてきたら、保育の仕事しか知らない状態です。
この業界の給与水準から脱却したいと思い異業種転職をしようにも、「今までの経験をどのように面接で伝えたら良いのか?」「保育士以外の仕事で私に何ができるのか…」と不安になることでしょう。
しかも、未経験の業界を一人で調べて転職活動するのは、非常にエネルギーを費やします。
そこで、おすすめなのが転職エージェントの活用です。
転職のプロからアドバイスをもらいながら、企業研究、業界研究、書類作成、面接における自分の魅せ方など、あなた人では思いつかないことを教えてくれます。
勇気を出して異業種に行こうとするからには、絶対失敗したくないはずですよね?
次の章から、転職エージェントの使い方とおすすめのエージェントを紹介していきます。
転職エージェントは、最初に2社登録すべし
転職エージェントに登録する数は、最低でも2社お願いします。
理由としては、転職エージェントの利用者は、平均2社以上登録しているからです(※1)。
また、転職成功者は平均4.2社に登録しているとも言われています(※1)。
「転職成功者は4社以上登録しているから、じゃ私も?」と思うかもしれませんが、いきなり4社も登録したら、各エージェントとのやり取りだけで疲れてしまうでしょう。
そのため、まずは大手エージェントと未経験に特化したエージェントのそれぞれ一つずつ登録しておきます。
実際に、あなたとエージェントとの相性もあるので、合わなければ別のエージェントに登録する流れで、転職活動を進めていくと良いでしょう。
大手の転職エージェントには一つ登録しておこう!おすすめ2選
まずは、圧倒的な求人掲載数がある大手の転職エージェントには、必ず登録しておきましょう。
数打てば当たる理論で、多くの求人があれば、その分あなたが希望する業界の好条の求人に出会える可能性が高まります。
また、大手の転職エージェントでは、企業の人事とやりとりする「企業担当」とは別に、「求職担当」と呼ばれるあなた専属のキャリアアドバイザーがつくことが多いので、特にあなたのキャリアについての相談に親身に乗ってくれるはずです。
特に、「異業種に転職しようとは思っているけど、具体的に業種や転職後のビジョンが決まっていない」という方は、担当者との面談で考え方や価値観を広がり、多くの気づきをもらえることでしょう。
そのため、以下の、2社から自分に合いそうな転職エージェントに一つ登録しておいてください。
- リクルートエージェント
- doda
テレビCMやSNSの広告で、一度は目にしたことがある転職エージェントのはずです。
簡単にそれぞれのエージェントについて紹介します。
リクルートエージェント
まず、検討したい転職エージェントは、リクルートエージェントです。
業界で最も多くの求人数を誇り、Fastaskの調査(2013年)では、転職エージェント利用者が一番おすすめしたい転職エージェント1位になったこともあります。
求人数と転職実績が豊富なために、他では扱っていない独占案件の非公開求人を圧倒的に保有しています(2021年7月時点で、10万件以上)。
そのため、「こんな企業もあったのか!」と転職後に後悔したくない方は登録しておくと良いでしょう。
doda
dodaも国内最大手の転職エージェントの一つです。
転職サイトとしても活用でき、「どのような求人があるのか?」「どのような業種があるのか?」を普段から閲覧するにも役立ちます。
そして、気になった求人があれば、応募して転職エージェントとのやり取りを始めることができます。
dodaサイト内には、転職市場予測や業種別年収ランキングなどの、どの業界に転職するのかを決めるのに参考になるコラムが満載です。
また、登録なしで適職診断もできるので、「異業種に行きたいけど、それ以上は何も考えていない…」という方は、dodaを活用して自己分析をすることをおすすめします。
未経験に特化した転職エージェントにも登録しておこう!おすすめ2選
異業種を狙う=未経験なわけなので、「未経験」に強い転職エージェントにも登録しておきましょう。
今回紹介する転職エージェントは小〜中規模ですが、その分少数精鋭の担当者たちなので、あなたに本当に合いそうな企業をピックアップしてくれるはずですよ。
- 就職shop
- ハタラクティブ
それぞれのエージェントについて、確認してみましょう。
就職shop
就職shopは、100%取材訪問した企業のみを紹介してくれる小〜中規模エージェントです。
主に関東圏の約1万件の求人(2022年3月時点)を、書類選考なし、人柄採用で面接に臨むことができます。
今までの経歴やキャリアを度外視して、純粋にやる気や人間性を評価してくれるので、中身で勝負したいと考える方は、ぜひ登録したいエージェントです。
ちなみに、「100%取材している」ということは、「企業がどういう状況で求人を出しているのか?」「どんな人物像を欲しているのか?」がわかっているということです。
つまり、企業側が求める自分を魅せていくことができれば、戦略的に内定を取りに行くことはできるでしょう。
ハタラクティブ
ハタラクティブは、内定を取ることが強いことで定評がある未経験向けの小〜中規模エージェントです。
担当者があなたの経歴や長所、興味をヒアリングして、「あなたの特性上、こんな仕事が合っている」「現在の状況を踏まえ、そもそも今転職すべきか」などを第3社目線でアドバイスしてもらえます。
「スキルや経歴に自信がないけれど…異業種に行きたい」という方には、まずキャリアについて総合的に相談してみると良いでしょう。
ちなみに、小〜中規模エージェントは、面接で過去に聞かれた質問や各企業が欲しがる人物像を把握していることが多いです。
そのため、ハタラクティブでは、面接まで辿り着けば、内定率86.5%と、10人に8〜9人は合格するようですよ(※2)。
【疑問】転職サイトと転職エージェントはどう使い分けたら良い?
よく、転職エージェントと似た言葉で転職サイトがありますよね?
転職サイトとは、求人を自分でチェックして、自分で応募するために活用します。
ただし、転職サイトでは非公開求人はなく、一方で転職エージェントに登録すれば非公開求人を教えてもらえるのです。
そのため、転職エージェントは使わない理由はありません。
本気で転職するなら、最終的に転職エージェント経由で面接・内定に至るので、転職エージェントへの登録はいずれにしても必須です。
しかし、もしも「どの業界に転職しようか全く決まっていない」、「どんな求人があるのかだけ知りたい」のであれば、転職サイトを活用して情報収集しておきましょう。
なお、情報集だけなら求人数の多さが大切なので、dodaやリクナビNEXTなど、有名どころの転職サイトを活用してください。
【注意】転職エージェントの良し悪しではなく、担当者との相性を見るべし
「どの転職エージェントにしようか…。」と迷っていても、本当に良い転職ができるかどうかは、あなたと担当者との相性次第です。
なぜなら、大手エージェントでも、転職経験もない新人の担当者がつくこともあるからです。
一方で、小〜中規模のエージェントでも、経験が豊富なエージェントに巡り合えることもあることもあります。
できるだけ評判の良い転職エージェントにしたいという気持ちはよくわかりますが、まずはどこかに登録しないと担当者を見極める基準を持てないのです。
だからこそ、記事冒頭でも紹介した最低でも2社への転職エージェントを登録し、「この担当者さんなら、自分の人生をかけて転職しても良い」と思える人を探してください。
【心得】人生で大きなイベントである転職をいい加減にやってはいけない
「転職エージェントは転職のプロなんでしょ?じゃ、何も考えてなくても、とりあえず任せておけばいいや」ともしお客さま気分でいるのであれば、あなたの転職は失敗に終わる可能性があります。
転職エージェントからすると、どこでもいいので転職さえしてくれたら良いわけで、あなたの人生を心から心配しているわけではないからです。
向こうも商売で転職サポートしているわけなので、担当者とあなたはいわばビジネスパートナー。
あなたも自分の人生に対して真剣に考え、敬意を持って担当者と接するべきでしょう。
現在の会社で大変辛い状況にあるかもしれませんが、「転職でこんな人生にしたい!」という転職の軸を持つようにしてください。
まとめ:異業種転職の考え自体は正しい!いつでも転職できる準備を。
ここまで、異業種転職を考えている方向けに、具体的な考え方やその方法について詳しく紹介しました。
現在の会社に不満を抱いている状態では、遅かれ早かれ転職することになります。
ただ、未経験から異業種への転職する際には、あなたが知らないことだらけで一人で転職活動をするのはとても心細いことでしょう。
しかし、今回紹介した転職エージェントを利用すれば、転職のプロのアドバイスをもらいながら、あなたが思い描く働き方を実現できる可能性があります。
仮に今すぐ転職したい気持ちがなくても、いつでも転職できる準備をすることは余裕のある転職につながるので、ぜひ本記事で紹介したサービスを活用してみてください。