【決定版】放課後等デイサービスの仕事がきつい7つの理由

あなたは、放課後等デイサービスに勤めていて、「仕事がきついな…もう辞めたい。」と今までに思ったことはありませんか?

子どものことが好きだし、未経験でも仕事できるので、この業界に入ったものの、目の当たりにする現実がかなりきつい…と感じたことでしょう。

そこで、今回の記事では、放課後等デイサービスの仕事がなぜきついのか、その理由を7つ厳選紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。ていたので、私の経験を交えながらお伝えしますよ!

イツキ
実は、私も多機能型の放課後等デイサービスで働いていたので、私の経験を交えながらお伝えしますよ!

放課後等デイサービスの仕事がきついと悩む人は多い

放課後等デイサービスは、学校終わりの障害児を受け入れる通所施設です。

共働き世帯の増加に伴って需要は右肩上がりとなっています。

そんな放デイですが、障害を持つ子どもとの関わりが想像以上に大変で、Twitter では苦労している職員が多いことがわかります。

いろんな障害特性の子どもが集まりすぎて、カオス状態になっている方もいるようです。

また、支援が行き届かずに、子どもから暴力を受けて疲弊している職員もいます。

このように、障害のある子どもの面倒をみるのが、実際にやってみてその大変さを痛感する人が多いのです。

イツキ
次の章から、放課後等デイサービスの仕事がきつい理由を深掘りして詳しく紹介していきます。

放課後等デイサービスの仕事がきつい理由①人員不足

1つ目の放課後等デイサービスの仕事がきつい理由は、人手不足であることです。

児童福祉法では、放課後等デイサービスの人員配置は、定員子ども10名に対して職員は3人以上と決められています。

保育士一人当たりの児童数から比べると、圧倒的に少なく、深い関わりができそうと感じるでしょう。

しかし、保育園の子どもと違うのが、相手が障害児であることです。

自立して行動することが難しく、口頭指示もなかなか入りません。

放っておけば、暴力で誰かを傷つける可能性もあるので、常に見守りが必要です。

そのため、国で定めた人員基準以上に職員を増やしておかなければ、仕事を回していくのがきつくなるでしょう。

放課後等デイサービスの仕事がきつい理由②他害を受ける

2つ目の仕事がきつい理由は、他害を受けることです。

放課後等デイサービスに通所してくる子どもは小学生や中学生なので、未就学児と違ってパワーが段違いです。

コミュニケーションが苦手な強度行動障害を持つ子どもには、特に注意が必要。

頭突きやパンチ、噛み付く、首絞めなどを突然仕掛けてきます。

子どもに対して、手をあげることもできないので、気づけば職員の体は傷だらけ…というのも珍しくもありません。

また、皮膚が毒々しく傷つくと、スキンケアを大切にしている職員は、毎回ショックを受けています。

このように、他害の激しい子どもと関わらなくてはいけないので、放課後等デイサービスはとてもきつい仕事と言えるでしょう

放課後等デイサービスの仕事がきつい理由③待遇が悪い

3つ目の仕事がきつい理由は、待遇が悪いことです。

放課後等デイサービスの職員の給料は決して高いとは言えません。

地方では、手取りで20万円に到達しないことがほとんどでしょう。

また、放課後等デイサービスは土日祝日だと報酬単価が平日より上がります。

そのため、平日以外に営業する事業所はとても多いのですが、代休を設けずに年間休日をそのまま少なくしている事業所も多いです。

このように、仕事がきつい上に、満足のいく待遇も得られないために、報われないと感じる人が多いでしょう。

放課後等デイサービスの仕事がきつい理由④人間関係

4つ目の仕事がきつい理由は、職場の人間関係に悩むことです。

放課後等デイサービスには、さまざまな職歴を持つ職員が集まります。

保育士、介護士、教師、臨床心理士、理学療法士、作業療法士、看護師など、もちろん無資格の職員もいます。

職種が違えば考え方の対立もよく起こるものです。

本来は職員研修を通じて、事業者としての方針を定めて、各職種の良さを最大限に引き出すべきでしょう。

しかし、職種間の連携がうまくいっていない事業所は、各職員がやりたいように支援を行うため、一貫性がない療育となってしまいがちです。

放課後等デイサービスの仕事がきつい理由⑤関わり方がわからない

5つ目の仕事がきつい理由は、子どもへの関わり方がわからないことです。

保育士や教師の経歴があっても、今まで関わったことのない重度な障害を持つ子どもを前にしては、それまでの経験では対処不可能なこともあります。

ましてや、未経験の指導員では口で注意したり抑えつけたりするくらいしかできずに、どのように関われば良いか悩んでしまうかもしれません。

このように、どのように関われば良いのかその見通しが持てないために、毎日の仕事がとてもきつく感じてしまう可能性はあるでしょう。

放課後等デイサービスの仕事がきつい理由⑥自己研鑽が必要

6つ目の仕事がきつい理由は、研修がない事業所では自己研鑽するしかないことです。

目の前の子どもと関わっているだけでは、療育の知識は養われません。

感覚統合や応用行動理論、TEACCHプログラムなど、基本的な理論を放デイ職員は知らないといけないでしょう。

仮に、一つも聞いたことがない人は、今働く事業所で、支援内容にかなり困っているのではないでしょうか?

なぜから、「こんな子にはこういう支援がデータとして効果がある」とすでにたくさんの研究で示されているので、「この子はどうしようもない…」と悩むことがないからです。

本来は、事業所として、未経験の人でもしっかり支援に入れるように、研修しなければなりません。

しかし、その辺を職員のやる気に任せているところも多いので、仕事終わりに自己研鑽するしかないのが、きついところだと言えるでしょう。

放課後等デイサービスの仕事がきつい理由⑦保護者対応

放課後等デイサービスの仕事がきつい最後の理由は、保護者対応に苦労することです。

モンスターペアレントは、今や放デイも例外ではありません。

連絡帳に長文でメッセージを書いてきたり、長電話をしてきたり、保護者対応に追われる事業所も多いです。

また、保護者の過剰な要求で、開所時間よりも早く出勤しなくてはいけなかったり、夜な夜な電話がかかってきたりします。

そのため、保護者の反応にビクビクしながら、仕事しなくてはいけない時もあるので、精神的にもきついと言えるでしょう。

【高みを目指すなら】ホワイトな放デイに転職すべし!

ここまで、放課後等デイサービスの仕事がきつい理由をお伝えしてきましたが、「それでも私は障害のある子どものために頑張りたい!」と、志高い職員の方もいるでしょう。

もし、理想の療育をやりたいのであれば、ちゃんとした知識が必要です。

志だけでは、障害児と対峙できません。

本当に志があるなら、子どものために体系的な療育を学ぶ必要があるのです。

そのためには、研修が充実したホワイト放課後等デイサービスへの転職しかありません。

独学で療育を勉強するには限界があります。

ぜひ、意識が高い職員が集うホワイト放課後等デイサービスへの転職して、指導員としての実力を高めていきましょう。

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【給料を上げたいなら】児童発達支援管理責任者になるべし

「障害のある子どもの支援も頑張りたいけど、やっぱりお金も欲しい…」と願う職員の方も多いですよね。

その場合は、児童発達支援管理責任者(児発管)に昇格するか、資格を取得して別の放課後等デイサービスへの転職をおすすめします。

児発管の資格は、一定の条件のある職員しか取得できない上に、事業所に必ず1名は配置する必須ポストです。

児発管にはなれば、役職手当が必ずつきます。

さらに管理者になれば、もっと手当が増えることでしょう。

また、現在の事業所にすでに児発管がいてポストが空いていない場合、児発管を募集する他の放課後等デイサービスへ転職すれば、重宝されること間違いないです。

まとめ:放課後等デイサービスの仕事はきついけど、やりがいもある!

ここまで、放課後等デイサービスの仕事がきつい理由を詳しく紹介してきました。

誰でも参入しやすい業界ではあるものの、実際に障害のある子どもたちと関わっていくと、予想外にきついと感じることもあります。

しかし、障害のある子どもたちの未来を明るくするには、放課後等デイサービスの仕事はなくてはならないものなので、少しでもやりがいを見出して働きたいものです。

ただし、自分のキャリアも同時に真剣に考えるべきなので、今の事業所に不満があれば、転職するか児発管をとって昇進することをおすすめします。