こんにちは!
退職代行と転職活動の相談に応じている現役保育士のイツキ(@admi_start25)です。
まず、多くの保育士が誤解していることを一つ指摘させてください。
これ、間違いです。
労働者はいつでもやめてもいいと、法律で保障されています。
そして、保育士の有効求人倍率が一番高くて内定をとりやすいのは、12月と1月です。
そのため、年度末が退職・転職に適した時期ではないのは明らかな事実です。
しかし、辞めたいと思ったとして、
- 自分は何から始めたらいいのだろう?
- いきなり転職活動をするのか?
- でも、そんな気力はない。
こんな保育士が多いはずです。
そこで、今回の記事では、保育士が辞めたいと思ったときに、何からすべきなのか?
そのロードマップをご紹介します。
自分の状況に合わせて、何から始めるべきなのか、参考にしてみてください。
基本的には次の職場を決めてから退職すべし
まず、保育士に限らず、転職活動の大原則をお伝えします。
理由は簡単です。
先に退職すると、転職することが目的化してしまい、結果的にブラックな保育園に再入社してしまうからです。(保育士以外の仕事をするのもアリです。)
よほど貯金に余裕がない限り、早く次の仕事を決めたいと心理的に焦ります。
結果的に、妥協した保育園を選んでしまい、そこで再び辞めたい…と思ってしまうのです。
転職は本来、今の職場から逃げるためにするものではなく、自分の理想の働き方・生き方を探すための手段に過ぎません。
本来の自分を見つけるための転職なのに、今の職場から逃げたいがために、またブラックな保育園に行っては、同じことの繰り返しなのです。
したがって、次の就職先を見つけてから退職することを最初によく覚えておいてください。
【ブラック保育園の人は例外】先に退職しても大丈夫!
大変申し訳ありません!
先ほどお伝えした「次の職場を決めてから退職する」のは、
実は建前です。
本当のことを伝えると、多くの保育士は、今の職場を辞めてから、次の職場を見つけます。
理由は、これもまた簡単です。
ブラックな保育園だと、転職活動する精神的余裕がないからです。
ブラックな保育園とは、以下の通りです。
- 持ち帰り仕事がある
- サービス残業がある
- 休憩中に書類を書く
- 人員配置がおかしい
- 仕事を教えてくれない
一つでも当てはまる保育園は、そこで働く保育士を大切にしていないブラック園です。
きっと園長や主任は高圧的で、退職を申し出ることを考えるだけで、具合が悪くなることでしょう。
我慢しすぎてそのまま具合が悪くなれば、適応障害やうつ病になるかもしれません。
そうなれば、さすがに休職できるでしょうが、あなたが病気をしてもブラック園は知らん顔です。(休職もできない園もありますが…)
そして、病気になりそうなくらい我慢して仕事しているのに、
さらに転職活動も並行するなんて、どうやってやるのでしょうか…。
そのため、自分の命と健康を守るためには、「先に退職しても良いんだ!」とぜひ知っておいてください。
退職するには、自分で申し出るか、退職代行を使うしかない!
じゃ、どうやって退職するのかといいのか…
退職届を出す、ただそれだけです。
しかし、それができなくて困っている保育士がたくさんいます。
理由の一つに自分で退職を申し出ると、ほぼ100%引き止められるからです。
- 「保育士に向いてないと思うので…」
- 「保育に疲れちゃって…」
など中途半端な理由では、絶対に引き止められます。
また、「年度途中に辞めるなんて、あんたそれでも保育士なの!?」と怒られるのがオチです。
そこでどうしても、怖くて自分で言えそうになければ、近年メジャーになってきた退職代行サービスの利用をおすすめします。
退職代行サービスとは、自分の代わりに退職の申し出をしてくれるサービスです。
怪しのではないか?と疑う人も多いですが、今や保育士で退職代行を使う人は、かなり増えてきました。
退職代行を使えば、園長と顔も合わせずに、本当に即日退職できます。
自分で退職を切り出せそうにない保育士は、下記の退職代行の利用手順を詳しくまとめた記事をご覧になってください。
また、自分で退職を申し出ることができる方は、下記の記事で退職を申し出るコツを勉強しておきましょう。
まだ余裕があるなら、転職活動を今すぐしましょう!
仕事しながら転職活動をする余裕がありそうなら、今すぐ転職活動をしましょう。
転職活動というのは、具体的には求人を探すことです。
求人を探していく中で、
- 自分はどんな保育をしたいのか
- どんな職場でどんな働き方をしたいのか
だんだんとわかってきます。
保育士向けの転職サイトには、求人を出している保育施設の情報がたくさんあるので、必ず登録するようにしましょう。
自分で職場を探すと、ブラック保育園の可能性が高い
私はこれまで、退職代行を使って保育園を辞めた保育士10名以上の話を聞いてきました。
退職代行を使わざると得ないような超ブラックな保育園にどうして入ったのか聞いてみると…
自分で探して入社した
というのです。
自分なりに保育園を見学したり、園長と面接したり、「良さそうだな」と思って入っても、
結局、ふたを開けてみれば、
- 園長がかなり癖の強い人だった。
- 持ち帰り仕事がサービス残業、休憩なしが当たり前だった。
- 人員配置が明らかに違反しているおかしい園だった。
というのが普通にあるのです。
そのため、これから転職先を決める保育士の方は、自分の力だけで(ハローワークやIndeedだけを使う)、転職活動をすることは絶対おすすめしません。
ホワイトな保育園に転職したいなら、転職エージェントの登録は必須
これからの転職活動は、転職エージェントと手を組んでやるのが賢いやり方です。
転職エージェントとは、あなたに最適な職場を紹介してくれる民間の職業紹介所です。
- どんな保育園に就職したいのか
- どんな働き方をしたいのか
そして、キャリアの相談、職務経歴書の書き方、面接対策まで付き添ってくれます。
しかも、すべて無料でやってくれるというのですから、利用しない手はありません。
一昔前は、悪質な転職エージェントがたくさんありました
転職エージェントは、保育士1人を紹介すると、平均100万の成功報酬を紹介した職場からもらうことができます。
だから、テキトーに面談して、入りやすそうな職場を紹介して、サクッと報酬をもらう…
いわば、保育士を食い物にするエージェントも多かったのです。
一方で、国の方でも、あまりに多くの保育士の離職者を問題視し始めています。
保育士資格を持つ人のうち、保育士として働かない潜在保育士が多いのは、保育士なら誰もが知る周知の事実です。
そこで、保育士がミスマッチした職場に就職しないように、厚生労働省が国公認の転職エージェントを立てるようになりました。
そのため、転職エージェント選びさえ間違えなかれば、あなたもホワイトな保育園に就職しやすくなるのです。
2022年時点で国公認の転職エージェントは、9社しかありません。
そのうち、転職実績も運営母体もしっかりしている保育士向けの転職エージェントを5つ厳選した記事があるので、ぜひご覧になってください。
【大丈夫です】先に辞めても、心が健康なら、人生なんとかなる
次の就職先を見つけてから退職するのが、原則です。
しかし、安心してください。
我慢に我慢を重ねて、適応障害になったり、うつ病になったり、
毎日涙を流しながら出勤したり、どうやって死のうかばかり考えてしまったり、
そんな状態で過ごしていたら、いつか本当に死ぬかもしれません。
残念ながら、あなたが死んでも保育園は痛くもかゆくもありません。
これだけ保育士になりたい人がいる以上、また別の保育士を雇えばいいだけですから。
それよりも、自分を大切にしてください。
自分を大切に想ってくれる友人や家族のことを思い出してください。
あなたの辛い胸の内を話せば、そんな職場なら辞めても仕方ないよ…と慰めてくれるはずです。
保育園のための人生を歩むのではなく、自分を大切にしてくれる友人・家族のための人生を歩むべきではないでしょうか。
ですから、先に辞めても大丈夫です。
これまで我慢した自分を褒めてあげてください。
【最後に】退職・転職に関する相談をいつでも受け付けています!
本当にメンタル限界の保育士は、今すぐ辞めることを考えるべきです。
しかし、
- 自分で言う勇気がない。
- 絶対に引き止められる。
と辞めたくても辞められない保育士がたくさんいます。
そこで、当サイトでは、保育士におすすめの退職代行サービスを独自取材しています。
実際に退職代行を使った保育士の話を何度も聞いてきました。
そして、
- どんな保育士が退職代行を使って辞めたのか?
- どこの退職代行を使って辞めたのか?
それが分かれば、あなたも安心して退職代行を利用できるはずです。
多くの保育士の体験談をまとめた記事を下記に貼っておきますので、ぜひご覧になってください。
》退職代行を使った保育士のリアルな体験談10名を集めたまとめ記事はこちら
また、転職活動に関しては、基本的に転職エージェントに登録することをおすすめしています。
今のエージェントは優良なところしか残っていないので、ホワイトな保育園に就職できる確率がとても高いです。
担当者と面談を重ねていく中で、
- 自分がどんな保育士になりたいのか?
- どんな働き方をしたいのか?
と自己分析を進めてください。
すると、転職が「今の職場から逃げる」目的を達成するためではなく、「自分の理想を実現する」ための手段になります。
ぜひ、上手に活用してみてください。
転職活動で迷ったことがあれば、なんでもご相談ください。
また、退職代行を使った保育士に10名以上インタビューしてきており、退職代行業社への取材もしたことがあります。
退職代行については、どの保育士より詳しい自信があるので、ぜひ気軽に相談してください。
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