- 面接をぶっつけ本番で切り抜けたいけど、大丈夫かな?
- 何も対策をしていないけど、なんとかなるでしょ?
上記のように、面接対策をせずにぶっつけ本番で挑もうとしていませんか?
もちろん、面接対策はした方が良いです。
しかし、この記事を読む方の中には「このあと面接がある」「明日、面接がある」など、時間がない方もいるでしょう。
そのため、今回の記事では、面接をぶっつけで切り抜ける対策を3つ紹介します。
早く対策を知りたい方は、4番目の見出しから飛んでご確認ください。
なお、面接まで時間がある方は、ぜひ全文を読んで、面接対策の重要性を学びましょう。
今回の記事は、転職歴4回のイツキが書いています。
今までの受けた面接回数は、10回以上に及びます。
面接対策せずにぶっつけ本番はアリ?実力があるならOK!
面接対策をしたから、必ず内定が取れる保証はありません。
そのため、「ぶっつけ本番でも準備しても結果はわからないじゃないか?」と思う人もいるでしょう。
しかし結論、面接対策をせずにぶっつけ本番でも大丈夫な人は、実力のある人のみです。
実力のある人とは、以下のような人を指します。
- 現職で確かな成果を出している
- その成果を具体的にわかりやすく伝えることができる
- 自分の描くキャリアビジョンが鮮明でブレることがない
面接官は、面接が上手な人を採用したいのではなく、本当に実力があって、自分の会社に利益をもたらしてくれる有望な人材を欲しがっています。
ですので、多少つたなく受け答えしてしまったとしても、実力もあって真剣に仕事に打ち込んできた人だとわかれば採用になる可能性は高いでしょう。
ほとんどの人は面接のぶっつけ本番はNG
残念ながら、ほとんどの転職者はぶっつけ本番の面接は失敗することが多いでしょう。
なぜなら、転職する目的が「今の会社を辞めたい」が強い場合、志望動機や今後のキャリアビジョンを明確に面接官に伝えることが難しいからです。
例えば、「前職を退職する理由はなんですか?」と聞かれた場合、「人間関係でつまづいたからです。給料が低いからです。」とありのまま答えてしまったら、面接に受かることはありません。
面接官からすると、そんなネガティブな理由で退職する人を採用したいと思いません。
同じような理由で、「うちの会社も辞めるのではないか?」と心配になってしまいます。
したがって、本当は今の会社が嫌だとしても、建前では「御社での事業に魅力を感じ…〇〇の経験を活かせると思い…」と面接対策が必要なのです。
ぶっつけ本番だと何が起こるのか?大事なことが伝わらない
ぶっつけ本番だと、何が一番困るかと言えば、本当に伝えたいことが面接官に伝わらないことです。
現職で一定の成果をあげていて、相手企業に貢献できるスキルと経験があるにもかかわらず、上手にアピールできないのが一番悔やまれるでしょう。
「私はそんなことない。きちんと、志望動機を伝えられる!」と思う人は、騙されたと思って、スマホで動画撮影して1分間志望動機をしゃべってみてください。
目線がキョロキョロしたり、「えーと…」、「うーんと…」など口癖が目立ったり…気になることがたくさん出てくるはずです。
本番は、今より緊張するので、もっと話すのが難しくなると思ってください。
このように、面接対策をしていないと、仮にあなたの市場価値が高かったとしても、面接官にうまく伝わらない可能性があります。
そのため、可能であれば面接対策はしておいた方が無難だと言えるでしょう。
とは言っても、面接がもう間近で対策をしている暇がない方もいますよね?
次の章からは、ぶっつけで面接する時に最低限気を付けてほしいことを3つの対策として紹介します。
面接をぶっつけで切り抜ける対策①服装は無難にスーツで行く
面接をぶっつけで切り抜ける1つ目の対策は、服装は無難にスーツで行くことです。
特に、1次面接の場合は、まず減点されない面接が大切になります。
カジュアルな服装でカッコつけたり、ピンクのネクタイをしたり…など
負の印象がつかないようにした方が、その後の2次面接につながる可能性が高くなるでしょう。
1次面接では、人柄を重視する面接官も多いため、「うちの会社に馴染めそうか?」「常識のある人か?」などを見せてツッコミどころのないようにそつなく面接をこなすことをおすすめします。
面接をぶっつけで切り抜ける対策②体の緊張をほぐす
2つ目の対処法は、体の緊張をほぐすことです。
面接本番では、思ったよりも緊張して、表情が固くなり、声も小さくなってしまいます。
そこで、面接直前に口角を「にこー」をあげて、笑顔を意識するようにしたり、気持ち大きめの声でハキハキ話せるように心がけたりすると良いでしょう。
「面接は緊張するものだから、気を付けておこう」と思っておくだけでも、ぶっつけ本番の面接でも相手に良い印象が伝わりやすいはずです。
面接をぶっつけで切り抜ける対策③職務経歴書を見返す
3つ目の対処法は、職務経歴書を見返すことです。
面接官は、職務経歴書をベースに、あなたへ質問をしてきます。
そのため、職務経歴書に書かれた内容を深掘りされても、大丈夫なように、面接直前まで読み込んでおくことをおすすめします。
いわば、職務経歴書は面接のカンペのようなものです。
職務経歴書に詳しく書いてあったとしても、面接官はあなたの言葉で前職の内容を聞きたい場合も多いので、自分の経歴を具体的に答えられるように予習しておいてください。
ぶっつけで面接を受ける時の注意点【これだけは言うな】
面接の時に、これだけは言わない方が良いことが2つあるので、ぜひ知っておいてください。
その2つは、以下の通りです。
- 待遇面については聞いてはいけない
- 「3年後には転職するつもり」と言ってはいけない
待遇面については聞いてはいけない
給料や有給消化率、福利厚生は正直一番気になるところですよね。
しかし、これを聞いてしまうと、「志望動機ではあれだけキャリアのことを熱心に語っていたのに、待遇では随分前のめりで聞いてくるな」と、面接官の評価が変わってしまう可能性があるのです。
待遇面については、内定がもらった後に、聞いても遅くありません。
なお給料交渉は、内定をもらった後にすれば良いので、面接では突っ込まないようにしてください。
「3年後には転職するつもり」と言ってはいけない
今や大転職時代ですから、これから入る会社が最後の会社である保証はどこにもありません。
それは、面接官もよくわかっています。
しかし、「3年後にはキャリアを積んで転職するつもりです。独立も視野に入れています。」という発言は面接で言ってはいけません。
面接官から見れば、辞めると確定している人をわざわざ採用する理由はありませんからね。
そのため、「3年後や10年後はどのようになっていたいですか?」と将来のビジョンについて聞かれたら、「御社で実務経験を積んだのちに、マネージャー的立場で活躍したい」など、その会社での出世を希望するように伝えておくと良いでしょう。
本物の面接官なら、すぐにあなたの準備不足を見抜く
面接官があなたの準備不足を見抜く質問に、以下のようなものがあります。
何か質問はありますか?
この質問に、全く答えられないようでは、「うちに入る気がない。とりあえず受けにきているな。」と判断されてしまいます。
面接官は、企業が抱える問題を解決してくれる逸材を採用しようとしています。
例えば、志望企業の課題が新規顧客の開拓であれば、「御社の〇〇商品は、どのような手法でお客様に認知してもらっているのですか?」など、問題点に関わる質問ができるとベストでしょう。
また、純粋に、明日から自分がこの会社で働くとしたら、「どんなことが気になるだろうか?」に焦点を当てると良いでしょう。
このように面接では、「私はあなたの会社のこんな問題を解決するだけの力がありますよ」と自分の価値をアピールするためにも、必ず質問するようにしてください。
本気で入りたい会社なら、しっかり面接対策すべし
もし、あなたがこれから面接を控える企業が本命だった場合、面接対策は必ずするようにしてください。
なぜなら、もし面接対策をしないで落ちてしまったら、一生後悔するかもしれないからです。
ちゃんと、「志望動機をまとめておけば…」など、過去を取り戻すことはできません。
しかし、仮に落ちたとしても、「やれるだけのことはやった」と切り替えて次の転職活動に向かうことができるでしょう。
ちなみに、面接対策をするには、転職エージェントの利用は今や必須の時代です。
私も転職エージェントを使っていたときは、企業ならではの過去の質問を教えてもらったことがありました。
あらかじめ企業概要も詳細に教えてもらえるので、他の転職者と比べて明らかに有利なポジションにいることができましたよ。
面接までにまだ時間がある方もしくは、面接で落ちた経験のある方は、ぜひエージェントを活用してみてください。
まとめ:面接のぶっつけ本番は危険すぎる!
ここまで、面接のぶっつけ本番を切り抜ける対処法3つ詳しく紹介しました。
できるならば、しっかり準備した上で、面接に臨んでほしいものですが、すでに直前の方は、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。
しかし、本物の面接官なら、あなたの準備不足をすぐに見抜いてしまいます。
そのため、ぜひ面接対策をしっかり行い、できればエージェントもうまく活用して、あなたの転職を成功させてください。