【おすすめの仕事4選】膝痛がある保育士は退職を考えよう!

あなたは、保育士をしていて膝痛に悩まされたことはありませんか?

20代・30代と若くても、職業病とも言われる膝痛に悩む保育士は結構いるものです。

毎回、膝痛に悩まされると、「いつか退職しないと、体がもたないな…」と頭をよぎる経験、一度はあるのではないでしょうか?

そこで、今回の記事では膝痛に悩む保育士がぜひ検討したい仕事を4つ厳選紹介します。

あなたの健康を一番に考えると、無理のない仕事に切り替えることも、人生を幸せに過ごすためには大切な考えです。

現在、膝痛に耐えながら保育業務をしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

膝痛に悩む保育士は本当に多い!退職する人も。

保育士の職業病といえば、腰痛が挙げられますが、それに負けないくらい膝痛も多いです。

Twitterでは、たくさんの保育士が膝痛に悩み、それが原因で退職した方もいることがわかります。

保育士は仕事の関係上、子どもの目線まで下がって膝をついたり、動き回る子どもに何度も立ち座りをしたり、と膝に負担のかかることが多いです。

そのため、膝痛に悩む保育士は多く、膝周辺の神経が傷ついたり、退職するように医者から助言をもらったりする人もいるようですね。

【対処法紹介】膝痛が激しい保育士は、まず膝を守ろう!

Man puts a special stabilizing brace on the injured knee joint. Studio, gray background. Close-up.

現在、膝痛に悩んでいる保育士は、まず自分の膝を最優先に守る必要があります。

膝は一生ものなので、一度壊してしまえば、膝の痛みは慢性化しかねません。

基本的な対処法を次に紹介するので、すぐに試してみてください。

サポーターを使って膝への負担を減らす

膝のサポーターを持っている人は、面倒くさがらずサポーターを着用しましょう。

サポーターは膝にかかる負担を減らしてくれるので、痛みが多少軽減します。

今手元にない方は、最寄りのドラックストアで購入するか、Amazonであれば最短で翌日に商品が届くので、上手に活用しましょう。

仕事を休んで、膝を休める

子どもが目の前にいる以上、保育士は立ち座りや膝立ちが多くなります。

「膝に負担をかけないように…」と気をつけていても、どうしても膝を使わざるを得ない経験は一度はあるのではないでしょうか?

そのため、有給休暇を取得し、膝を使わない日をちゃんと作ることが大切でしょう。

病院受診をする

「膝を全く曲げられないくらい膝が痛い」「ズボンすら履けない」「痛い方の膝をかばって歩くしかない」

上記の状態では、保育の仕事にならないので、病院受診することをおすすめします。

ここで、さらに無理をしてしまうと、半月板や靭帯など膝の組織が傷つく恐れもあります。

また、今まで痛くなかった腰、反対の膝、足首など、無理したせいで他のところに痛みが出てくる可能性もあります。

そのため、日常生活に支障が出るくらい膝が痛い場合は、仕事を休んで病院受診をしましょう。

対処法を実践しても、根本的に膝痛から逃れられない

先ほど、膝を守る基本的な対処法をお伝えしましたが、実はそれでは根本的に膝痛を解決することはできません。

どれだけ膝をケアしていても、膝を酷使する保育士を続けていれば、再び膝痛に悩まされる可能性があります。

これは、保育士しているあなたが一番よくわかっていることではないでしょうか?

つまり、膝痛を解決するには、「膝に負担のかかる仕事を辞める必要がある」と言えるでしょう。

イツキ
次の章から、退職後に保育士が検討したい仕事を4つ紹介しています。
転職する時の職場選びの参考にしてください。

退職後に検討したい仕事①小学生を対象にする『放課後等デイサービス』

保育士が退職後に検討したい1つ目の仕事は、小学生以上を対象とする放課後等デイサービスの職員です。

放課後等デイサービスとは、障害を持つ小学生以上の子どもを対象した療育施設。

日常生活のお世話や学習支援、社会性の支援などを行います。

放課後等デイサービスは保育士の就職先としてはマイナーかもしれませんが、きちんと人員基準として必須の職種に定められているのです。

そして、小学生以上を対象としている点で、保育園や幼稚園よりも子どもの目線に下がって、仕事する機会はグッと減ります。

そのため、「膝の痛みに悩まされたくないけど、保育士としては働きたい」と考える方には、放課後等デイサービスの転職をおすすめします。

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退職後に検討したい仕事②保育士を活かした『一般職』

2つ目に検討したい仕事は、保育士を活かした一般職です。

子どもと関わる以上、膝を使わないわけにはいきません。

膝痛を考慮すると、保育士ではない一般企業に就職することになりますが、せっかく保育士の資格があるなら、それを活かしたいと思う方もいます。

例えば、おもちゃの開発・販売に携わる会社に就職すれば、保育士資格とこれまでの経験を活かすことができるでしょう。

おもちゃに限らず、ベビー服、離乳食グッズ、知育玩具など保育士が関われる分野はたくさんあります。

そのため、異業種転職を狙う場合は、子どもに関係する企業を探すと良いでしょう。

退職後に検討したい仕事③保育士とは関係がない『事務職』

3つ目に検討したい仕事は、保育士とは関係がない事務職です。

保育士として働くことに疲れた人に人気の仕事に、事務職があります。

事務職は基本的にデスクワークなので、膝を酷使することはありません。

ただし、企業によっては、なんでも屋さん的な位置付けでもあるので、さまざまな雑務をこなす可能性があります。

それでも、保育士ほど立ち座りや正座し続けることはないはずなので、保育士にこだわらない人は、事務職を目指すと良いでしょう。

退職後に検討したい仕事④給料がよく肉体労働のない『エンジニア』

4つ目に検討したい仕事は、給料がよく肉体労働のないエンジニアです。

Twitterでもあった意見ですが、保育士は肉体的にもキツイにも関わらず、給料が低いのでやってられないという現実があります。

しかし、厚生労働省の賃金調査(※1)でエンジニアの平均年収は568.9万と言われており、保育士よりもはるかに給料が高いです。

もちろん、デスクワークなので膝を酷使することはありません。

無理せずに、満足のいく給料をもらうことができるので、膝痛に悩む保育士がぜひ挑戦したいですね。

ちなみに、プログラミングスクールでスキルを付けてからエンジニア転職するのが一般的になっています。

保育士におすすめのプログラミングスクールをこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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(※1)出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

膝痛に毎年悩むなら、いつかは転職しなくてはいけない!

ここまで、膝痛に悩む保育士におすすめの仕事を4つ紹介しましたが、毎年のように膝痛が起きているのであればいつかは保育士を辞めることになります。

実は、保育士歴が長くなるほど、保育士を辞めている人が増える傾向あることがわかっています。

以下に、厚生労働省の調査(※2)を元に、作成した年代別の勤務していない保育士数の違いを表にまとめていました。

保育士登録者数 勤務保育士数 働いていない保育士数 割合
55〜59歳 87,936 19,368 68,568 78.0%
50〜54歳 106,244 31,631 74,613 70.2%
45〜49歳 101,876 33,356 68,520 67.3%
40〜44歳 114,811 36,312 78,499 68.4%
35〜39歳 145.249 46,129 99,120 68.2%
30〜34歳 163,623 61,386 102,237 62.5%
25〜29歳 220,543 95,425 125,118 56,7%
 〜24歳 157,002 96,278 60,724 38.7%

上記の表を見ると、25歳以降になると、実際に働いていない保育士が50%を超えることがわかりますね。

しかも、年齢が上がるにつれて、60%、70%と、資格を持つほとんどの保育士が引退していることが明らかです。

保育士が辞める理由は、人間関係と給与の問題が大きい(※3)ですが、年齢が上がるにつれて膝痛や腰痛など身体的な苦痛も関わってくることが予想できるでしょう。

このように、膝痛がある状態で保育士を続けていれば、いつかは限界を迎えて退職せざるを得ない日がやってくると言えるでしょう。

(※2)出典:厚生労働省「保育士等に関する関係資料」
(※3)出典:平成30年度東京都保育士実態調査報告書

保育士の膝痛は辛い!退職と転職も考えておこう

ここまで、膝痛に悩む保育士におすすめしたい仕事を4つ厳選してお伝えしました。

現在、膝痛に悩む保育士は、膝の負担を減らす基本的な対応が重要ですが、それでも根本的な膝痛の解決にはなりません。

自身の健康を第一に考えるなら、いつかは体への負担が少ない仕事に変える必要があります。

歳をとった後に、本当に膝を壊してしまったら、その後の人生が辛くなります。

旅行に行ったときには、膝痛で観光を楽しめず、自分の子供が生まれた時に、一緒に遊んであげられないかもしれません。

保育士として、職務を全うするのは素晴らしいですが、自分の人生が台無しになるのは本末転倒ではないでしょうか…。

そのため、毎回膝の痛みに悩んでいるようでしたら、退職と転職を念頭において少しずつ準備していきましょう。