このまま今の会社にいても将来が見えない…と悩んだ時に、転職すべきなのかそれとも会社に残るべきなのか…迷ってしまいますよね。
正直、いくら自分で考えても、スパッと答えが決められるわけでもありません。
しかし、会社に残る選択肢を今取ったとしても、いつか退職することを誓っているはずですよね?
では、どのタイミングで転職すべきなのでしょうか?
今回の記事では、転職すべきか会社に残るべきか迷ったときに、考えるべきことを紹介していきます。
この記事を最後まで読み終わったときには、今何をすべきなのかはっきり分かるはずです。
ぜひ最後まで記事をご覧になってください。
この記事を書いているのは、転職経験が3回の私が書いています。
現在も転職活動中で、転職すべきかどうかをいつも悩んできました。
転職すべきか残るべきか迷う…結論、転職活動をやってみるべし!
今の会社にいても将来が明るくない…だから遅かれ早かれ転職しないといけない。
一方で、比較的楽に仕事もできているし残るべきなのかもしれない…と悩んでしまうことありますよね。
おそらく…いくら考えてもなかなか答えが出ないのではないでしょうか?
しかし、転職すべきか残るべきか答えを出す唯一の方法があります。
それは、転職活動を始めることです。
転職活動をしてみることで、自分のキャリアを真剣に考えざるを得なくなります。
例えば、志望動機を考えるとき、「自分が将来どのようになっていたいのか?」を抜きに、志望動機を語ることができません。
実際に転職活動に行動してみて初めて、自分のキャリアに真正面から向き合うことができるのです。
実際に私は、本気で転職するつもりで二次面接を受けて内定をいただきましたが、待遇面の希望に合わず最終的に辞退しました。
転職活動を通して、私は今は転職すべきではないと悟りました。
このように、最終的に転職しない選択をしたとしても、転職すべきか残るべきかをいつまでも悩んでいるのは時間がもったいないです。
自分の身の振る舞い方が明確になるので、迷ったらまず転職活動を始めてみる事をおすすめします!
転職すべき人の特徴①ブラックな職場にいる人
ここからは転職すべき人の特徴を3つ紹介していきます。
1つ目の特徴は、ブラックな職場にいる人です。
- サービス残業が当たり前
- 休憩時間が取れない
- 上司のパワハラがひどい
上記のように、無駄に搾取されて心身共に健康に働けない職場に、いつまでもいる必要はありません。
劣悪な労働環境では、将来の展望を考える余裕さえなくなります。
そのため、まずは今の職場から逃げ出すことを目的に転職しても、この場合は致し方ないと言えるでしょう。
本来、転職とは今の職場から逃げたいから転職するのではなく、理想的な働き方を実現させるためにするものです。
しかし、ブラックな職場の場合は、自分の身を守るためにとりあえず退職してそのあと転職しても良いでしょう。
転職すべき人の特徴②出世の見込みがない人
2つ目の特徴は、出世の見込みがない人です。
一般的に、転職市場におけるあなたは、以下の2つの側面から評価されます。
- 社内での評価
- 市場から見た評価(マーケットバリューとも言います。)
出世の見込みがない場合は、社内での管理職のポストがもう空いていないことを指します。
そうなると、いくら専門性があったとしても、役職についていない以上、社内評価は相対的に低いはず。
一方で、よその会社ではポストが十分に空いている場合、あなたのような専門性のある人材を欲しがっていることがあります。
そのため、市場から見たあなたの評価は高いということになるのです。
したがって、自分がいくら頑張っても社内における出世の見込みがない場合は、転職を検討しても良いでしょう。
転職すべき人の特徴③成長できる機会がない人
3つ目の特徴は、成長できる機会がない人です。
誰でもできるような目の前の仕事を淡々とこなしていると、「何十年も同じ仕事をやっていかなくてはいけないのだろうか…」と突然不安になることもあるでしょう。
それくらい、仕事を通じて、より業界人として成長したいと誰しも思うものです。
もし、あなたが成長に重きを置くなら、専門性が身につくような職場に飛び込んでみましょう。
特に、20代こそ専門性が大切です。
専門性のあるエース級の人にこそ重要な仕事が回ってきて、30代以降に貴重な経験ができます。
そのため、自分の置かれた環境では、成長できそうにないと判断した場合は、転職を検討しても良いでしょう。
会社に残るべき人の特徴①現職で成果を出していない人
一方で、会社に残るべき人もいるので確認していきましょう。
会社に残るべき1つ目の特徴は、現職で成果を出していないことです。
自分に当てはめて考えて欲しいのですが、あなたは今の会社でどんな成果を出しましたか?
- 新規のプロジェクトを立ち上げて、売り上げアップに貢献した
- 業務の効率化を主導となって行い、生産性をアップした
上記のように、会社の利益や仕事の仕方に変化を与えるような働きをしたことがあるのか、考えてみましょう。
もし、ただ単に言われたことだけやっていたら、転職活動で特にアピールすることがなくて失敗する可能性があります。
転職活動では、自分=商品です。
そのため、「私は今までこんな成果を出してきて、同じようにあなたの会社でも成果を出しますよ!」と言えるくらいになっていないと、あなたと言う商品を買ってもらうのは難しいのです。
したがって、今の仕事でこれといった成果を出していない方はまだ会社に残って、「自分にできる事は何か?」を探してみると良いでしょう。
会社に残るべき人の特徴②ネガティブな理由でやめたい人
2つ目の特徴は、ネガティブな理由でやめたい人です。
正直な話、みんな会社が嫌で辞めます。
給料が低い、人間関係が悪い、ほとんどの悩みはそこに行き着くでしょう。
しかし、転職したい理由がそれだけだと、転職が今の会社を辞めることが目的になってしまいます。
すると、「転職してどんな人生を実現させたいか?」を忘れてしまって、妥協した条件の会社に入社してしまいます。
もしその会社がブラック企業だった場合は、再び転職しなくてはいけなくなるでしょう。
そのため、ネガティブな理由だけでやめたい人は、会社に残って何か成果を残せることがないかを考えたほうが良いです。
転職すべきか会社に残るべきか…悩んだら役に立つ本
転職すべきか会社に残るべきか…その基準は転職関連の本でたくさん紹介されています。
今回は、ベストセラーになった以下2冊から紹介します。
- 転職の思考法
- 科学的な適職
転職の思考法
就活サイト「ワンキャリア」取締役の北野さん著書『転職の思考法』には、「緊張と緩和のバランス」という話で以下の問いかけが読者にされています。
「この半年の間に強い緊張を感じた場面を書き出してみる」
この半年で、いい緊張(他社へのプレゼンや営業など社外で起こる緊張)が3つ挙げられないなら、今の仕事で成果を出すことに頑張った方が良いということです。
一方で、悪い緊張が10個以上上がるなら、職場を変えた方がいいということです。
もし、あなたが社内の高い目標に追われ、「怒られないように…」と上司の評価ばかり気にしていたとしたら、ずっと悪い緊張に囚われていることになります。
このように悪い緊張にいる状況であれば、転職しても良いと判断しても良いでしょう。
※いい緊張=他社へのプレゼンや営業など社外で起こる緊張
※悪い緊張=売上成績のプレッシャーや人間関係など社内で起こる緊張
『科学的な適職』
サイエンスライターの鈴木祐さん著書『科学的な適職』では、仕事の幸福度を判断する64問が紹介されています。
例えば、「自分の労働に対して、正当な賃金が支払われていると感じる。」「私が良い働きをしたら、会社がしっかり認めてくれる」などです。
それぞれの質問に、1〜5点の点数をつけて、合計64問192点以下なら、転職活動をし始めた方が良いとされています。
【体験談】転職活動をしてはじめて、残るべきだとわかった
ここでは、私が実際に転職活動をした体験談をお伝えしようと思います。
実は、私は転職活動をした結果、今は転職しない方が良いと分かり、会社に残る選択を取りました。
当初は今の会社に居続けるのは自分の成長につながらないと思って、転職活動を始めて書類選考通過、面接まで辿り着きます。
しかし、面接官と給与面の交渉をした時に、今よりも年収が下がることがそこで初めてわかったのです。
私は、年収の下がる転職は考えられませんでした。
また、キャリアを形成するのは「今の会社でもできるのではないか?」と思い直すことができました。
このように、最終的に会社に残るべきだと私の中ではっきり答えが出たので、転職はしませんでしたが、実際に転職活動をして本当に良かったと思います。
残るべきだとわかっても、転職活動は続けよう!
転職活動を一通り終えたとしても、転職活動は絶えず行っていくべきです。
例えば、気になる求人をみて、自分がその会社で働くとなったら、「どんな専門性が必要なのか?」「どんな成果を出している必要があるのか?」を考えてみましょう。
すると、今の私に足りないことがわかり、「現在の仕事で私が何をなすべきなのか?」を理解することができるはずです。
このように、私も現在進行形で転職活動をして、職務経歴書を定期的に見直しています。
ぜひこの記事を読むあなたも今すぐ転職活動をして、「転職すべきか残るべきなのか…」のモヤモヤを晴らしてスッキリしましょう。
まとめ:転職すべきか残るべきか迷ったら、まずは転職活動を実際にしてみよう
ここまで、転職すべきか会社に残るべきか…を迷った時に、転職活動をまずやってみることの重要性を詳しく紹介しました。
また、転職すべき人の特徴と会社に残るべき人の特徴も紹介したので、あなたもどちらに当てはまるのかなんとなく理解できたのではないでしょうか。
しかし、決定的に転職すべき…に答えを出せるのは、転職活動を通して自分のキャリアを真剣に考えた時です。
ぜひ、モヤモヤを晴らして、今後の人生を歩む上でも、勇気を出して転職活動を始めてみてください。