今この記事を読んでいるあなたは、新卒ながらも、会社を辞めたいと思っていますよね?
会社では上司の高圧的な態度にいつもビクビクし、サービス残業が横行している。
過酷な労働環境が人間関係を歪ませ、すごく風通しの悪い職場。
息が詰まりそうな毎日からもう逃げたい…と感じているのではないでしょうか。
しかし、一方で、働いて1年も経っていないのに、会社を辞めるなんて社会人としてダメなんじゃないか…
石の上にも三年というし、とりあえず3年間は働かないと、いけないんじゃないか…
と、心のどこかでブレーキをかけてしまいますよね。
最終的には、新卒で働いていた会社を10ヶ月で退職しています。
あれから5年たった今、3度の転職を経て、仕事は楽しく働き、家族と本当に幸せな日々を過ごしています。
- 仕事のストレスで食事も喉が通らない
- 新卒だけど辞めたら、その後どうなってしまうのか心配
- 何事も悲観的に捉えてしまい、うつ状態になっている
- いっそのこと死んだ方が楽になれるのではないだろうか…
上記のどれか一つでも当てはまる方は、ぜひ本記事を読んでください。
「この人のように新卒で辞めても、その後人生楽しく過ごせている人がいるんだ」と知ると、きっと人生前向きになれるはずですよ!
ぜひ、参考にしてみてください。
私が新卒で働いていた会社について紹介
私が会社を辞めた理由を紹介する前に、どんな会社で勤めていたのか、紹介させてください。
- 介護施設で作業療法士として勤務
- 額面で27万円、手取りで23万円
- 年間休日90日
- 9時〜5時の勤務。ただし、毎日2時間以上の残業
- もちろん、残業代は一切つかない
- 休憩時間にお昼を食べたら、すぐに業務に戻る
- 休憩時間がない
- 9時出勤なのに、なぜか8:50から朝礼がある
- 40代女性の上司による同僚へのパワハラを毎日見てる
- パワハラされているのを見てるのも辛い…
このように、私が最初に入った会社は介護施設でしたが、残業代の未払いやパワハラの常態化など、法律違反だらけでした。
新人にしては給料はそこそこ良かったのですが、職場でのストレスが強すぎて、いくら休んでも心も体も回復できなかった記憶があります。
最終的に、私は退職に至るのですが、新卒ながらも会社辞めたいと思った理由を次から紹介します。
新卒で辞めたいと思った理由①サービス残業が常態化
新卒だった私が会社を辞めたいと思った1つ目の理由は、サービス残業が当たり前になっていたことです。
考えてみれば、私たちはボランティアで仕事をしているのではありません。
労働契約に基づいて、時間を切り売りしてお金をもらっています。
それなのに、業務時間外になっても残業代は一切発生しない…。
『「時間は人の命」とも言えるのに、こんなに平然に法律を破るなんて、従業員を奴隷だと思っているのだろうか…?』と憤りを感じた記憶が昨日のようによみがえります。
これが私が新卒ながらも会社を辞めたいと思った最初で最大の理由です。
新卒で辞めたいと思った理由②休憩が取れないくらい業務が多い
2つ目の理由は、休憩時間が取れないくらい業務が多かったことです。
1時間の休憩時間のうち、20分ほどで食べ終わり、すぐに業務に戻る毎日でした。
そうでもして、工面しないとやっていけないくらい、仕事の量が多かったのです。
休憩もなしにノンストップで働いていると、ある日突然体が動かなくなります。
例えば、家に帰宅した途端気絶するように寝てしまったり、利用者を車で送迎している最中にものすごい睡魔に襲われたり…と、いろいろありました。
特に休憩なしの日々が続いていると、自宅では仕事のために体を休めることに専念せざるをえません。
まるで仕事のために生きているようで、「人生の目的ってなんだろう…」と普段考えない哲学っぽいことも考え始めてしまいました。
このように、休憩時間がないくらい仕事が多いと、その後の疲労感がとてつもなく大きいものまで膨らんでしまうでしょう。
新卒で辞めたいと思った理由③年間休日が90日と少ない
三つ目の理由は、年間休日90日と少なかったことです。
休日の少なさに関しては、求人票にはっきり書いてありましたし、入った私が会社に文句言える立場ではないのは分かっています。
しかし、年間休日90日の会社に入って痛感したことは、休みの多さはとても大切であることです。
休日の多さは、人生に対する余裕に直結します。
私の場合、休憩時間がないくらい仕事量が多く、その上にサービス残業もあリました。
疲れを癒すために、休日はお昼まで爆睡して自堕落に過ごしていたことも少なくありません。
入社前によく検討すべきことだったと後悔しましたが、これから転職する人は年間休日の多い会社に移ることをおすすめします。
新卒で辞めたいと思った理由④新人教育が皆無、成長している感がない
四つ目の理由は、会社の新人教育が皆無で、自身の成長を実感できなかったことです。
私は入社した介護施設では、新人研修が一切ありませんでした。
いきなり、新人もベテランと同じような業務を行い、「習うより慣れろ」のスタイルが強い職場だったと言えます。
一般的には、OJTやメンターなど新人を育てていこうとする教育制度があるものですが、浸透していない会社もあるようです。
スキルが身に付かずにこのまま年だけとっていくことに不安を覚えたので、これも会社を辞めた理由の一つになります。
新卒で辞めたいと思った理由⑤上司の人間性に絶望
新卒で会社を辞めたいと思った最後の理由は、上司の人間性に絶望したことです。
多少癖の強い上司だと入社当時から思っていましたが、怒られても「自分が未熟だからだ」「これも社会人としての当然のことだ」と、ポジティブに捉えるようにしていました。
しかし、上司が中途で入社してきた30代の女性職員に対して、「小学生でもわかるわ!」や「あんたがいるから、新しい人雇えないんだ!」など、私の耳を疑う発言をするようになっていきました。
同僚が怒られて泣いているのを見るのは、自分の胸も締め付けられる苦しみだったと、今でも蘇ります。
上司の言動に失望した私は、上司と会社への忠誠心が薄れていきました。
これも、会社を辞めようと思った理由の一つになります。
会社を辞めた決め手は、サービス残業の廃止を主張したこと!
どうしてもサービス残業に納得できなかった私は、悩んだ挙句上司にこれはおかしい!と主張することにしました。
しかし、結論から言うと、残業代は出せないと拒絶されました。
上司の言い分としては、「時間内に業務を終えられないあなたが悪い」「残業をするように指示した覚えはない。つまり、あなたが勝手にやったことだ」ということです。
その次の日からは、上司のパワハラが始まりました。
挨拶しても無視されたり、目線を合わせてくれなかったり、とにかく口を聞いてもらえませんでした。
このような一連の流れをへたのち、「この会社にいると、もう鬱になりそうだ」と危機感を覚え、私は退職する決心をしました。
今思えば、「サービス残業をやめろ」なんて、言っても変わらないので、若気の至りだったと言えるでしょう。
いっそ死んだ方が楽だと思ったら、今すぐ辞めるべき
上司や同僚との人間関係、仕事量の多さや給与安などがストレスの原因となるサラリーマンは実に多いです。
いっそのこと、死んだ方が楽になれるかも…と思うかもしれません。
しかし、それは絶対にやめてください。
あなたが死んでも、会社は痛くも痒くもありません。
きっと、これまで通りビジネスをしていくでしょう。
それより大切なのは、残された家族です。
あなたが消えて楽になっても、あなたのお父さんやお母さんは悲しむに違いありません。
ですから、死にたいくらい会社が辛くなったら、すぐに辞めるべきです。
人生は生きていればどうにでもなります。
そのため、良からぬことを考えたら、できるだけ早く会社から離れたり、誰かに助けを求めたりしてくださいね。
辞めたいけど、その後はどうなる?正直、厳しくなる
新卒で会社を辞めたらその後のキャリアに傷がつくんじゃないか?と、心配になりますよね。
正直に述べると、1年以内に会社を辞めた人は良い印象を持たれません。
現に私も、会社から逃げたい一心で次の転職先が決まる前に会社を辞めましたが、その後契約社員として2社経てから、ようやく正社員になりました。
決して楽な道のりではありませんでした。
しかし、あの会社を辞めて良かったと胸を張って言えます。
あれ以上会社にしがみついていたら、そのうちうつ病になっていたことでしょう。
そのため、病気になるくらいなら思い切って仕事をやめて、再スタートする方が後悔のない人生を歩めることでしょう。
まとめ:本当に嫌なら勇気を出して、人生を変えよう!
ここまで、新卒が会社を辞めたいと思う理由を、同じく新卒で退職した私の経験に基づいてお話ししてきました。
新卒で辞めた後のキャリアに不安が残りますが、結論、元気で生きていれば人生なんとかなります。
逆に、会社のストレスに悩みすぎて病気になる方が、あなたの今後のキャリアに悪影響を及ぼしかねません。
ぜひ、勇気を出して今の職場を変える決断をしてくださいね。
ちなみに、新卒で会社を辞めることにまだ抵抗のある方は、身近な誰かに相談して客観的な判断を仰ぐと良いでしょう。
また、サイトの問い合わせフォームや私のTwitterから相談していただいても構いませんよ!
1人目で悩まずに、いろんな人の意見を聞いて、今後の人生をいかに歩むのかを考えるきっかけにしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。