【児発管必見】辞めたい理由5選と転職方法を紹介!

あなたは、児童発達支援管理責任者(以下、児発管)をしていて、「仕事がきつい。辞めたい…」と感じることはありませんか?

本来、児発管は放課後等デイサービスに必ず一人の配置が義務付けられている重要ポストです。

しかし、複雑な人間関係やあまりの業務量の多さに、毎日残業をして疲れ切っている…なんて状態の児発管も珍しくありません。

そこで、今回の記事では、児発管を辞めたいと思う理由を5つ紹介。

さらに、理想の児発管として働くために必要なことをお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

児発管を辞めたいと考えている人はとても多い!

キャリア的には、児発管を取ると嬉しいはずですが、実際に児発管の仕事をすると、「辞めたい…」と考える人はたくさんいるようです。

X(旧Twitter)でも、「辞めたい」と悩む多くの声が聞かれています。

児発管になったはいいものの、みなさん想像以上に大変で、最終的には退職を考える人もいるようですね。

イツキ
次の章から、具体的に「どんな理由で辞めたいと思うのか?」を紹介していきます。

児発管を辞めたい理由①業務量が多い

児発管を辞めたい1つ目の理由は、業務量が多いことです。

これは、Xでも1番多くの悩みとして、聞かれた内容でもあります。

児発管の業務としては、具体的に以下の通りです。

  • 個別支援計画書
  • モニタリング
  • サービス担当者会議
  • 保護者面談
  • 遊びの考案
  • 請求
  • 職員への教育

児発管は管理者も兼務していることが多いため、これらの業務を登録している子どもの人数分全てやらなくてはいけないのです。

そのため、あまりの業務の多さに、業務時間内に仕事を終えられない児発管もいるでしょう。

児発管を辞めたい理由②現場に入ることができない

児発管を辞めたい2つ目の理由は、忙しすぎて現場に入ることができないことです。

先ほど紹介したように、児発管になった途端業務量がものすごく増えるため、相対的に現場で子どもと関わる頻度が減ります。

児発管になった多く人は、子どもと関わりたくて放課後等デイサービスの業界に入ってくるものです。

しかし、書類関係や職員のマネジメントなどに追われて、肝心の子どもたちと大して接することができずに一日終わってしまうこともあります。

国の規定では、児発管は直接業務ができないとされていますが、実際は児発管も子どもたちの支援に介入していることがほとんどです。

児発管を辞めたい理由③給料が低いところもある

児発管を辞めたい3つ目の理由は、給料が低いことです。

児発管になれば、給料相場として月収30~40万円になりますが、Xを見てみると給料に不満がある方もいるようです。

また、管理者も兼任している児発管は、残業代がもらえないケースもあるようです。

そのため、給料が上がっても業務量に多さと比べて割に合わないと感じる児発管もいるでしょう。

児発管を辞めたい理由④意外と裁量権が少ない

児発管を辞めたい4つ目の理由は、意外と裁量権が少ないことです。

現場での責任が大きいにもかかわらず、自分のやりたいように仕事を進めることが難しいケースが多く見られます。

例えば、会社のトップが整骨院や飲食店を本業としている社長で、療育に対する理解が浅い場合があります。

このような場合、社長が経費削減を優先し、現場で必要とされる投資が行われないことも珍しくありません。

これにより、児発管としての職務を全うするために必要な環境が不足し、思うように仕事ができないというストレスを感じることになります。

最終的には、現場のニーズを伝えても社長の理解がなければ裁量を持つのは難しく、やりがいを感じられなくなることがあるでしょう。

児発管としての職務に誇りを持っていても、こうした環境では続けることが難しいと感じることが、辞めたい理由の一つになるのです。

児発管を辞めたい理由⑤職員との連携に疲れる

児発管を辞めたい5つ目の理由は、職員との連携に疲れることです。

時には、子どもたちのことよりも、職員との関係に悩まされることが多いという声も聞かれます。

児発管の重要な役割の一つとして、職員への教育や指導がありますが、すべての職員がその指摘を素直に受け入れるわけではありません。

また、離職率が高い傾向にあるため、せっかく親身に指導しても、職員が退職してしまうことが多く、新たに入ってきた職員に再度教育を行う必要があります。

このように、発達障害とはなんぞや?的な基礎教育を何度も繰り返さなければならない現状に疲弊することも少なくありません。

療育はチームで行う仕事であり、職員同士の連携が不可欠です。

しかし、人間関係の難しさや職員間のコミュニケーションの問題が原因で、スムーズな連携が取れず、ストレスが溜まることが、辞めたいと感じる大きな理由になることがあります。

【注意】辞めたい気持ちのままいても、人生マイナスだらけ

ここまで、児発管が辞めたいと思う理由を紹介してきましたが、「辞めたい…」とずっと思い続けると、結果的に子どもへ悪影響が及びます。

例えば、ネガティブな考えを持ったまま仕事していると、些細なミスを犯してしまったり、子どもに怪我をさせてしまったり、何かとトラブルが起きてくるものです。

何より、やりたくもない仕事をしていると、あなた本来の心優しさを荒廃させますし、自分自身に嘘をつき続けることになります。

そのため、「辞めたい」といつまでも思っている影響で、仕事も人生も悪い方向に流れてしまう可能性があるでしょう。

【朗報】児発管の資格があれば、転職活動はとても有利

児発管は、放課後等デイサービスを運営する上では必ず配置しなくてはいけない貴重な資格です。

年々、放課後等デイサービスの事業所数が増えるにつれ、どこも児発管の確保に躍起になっています。

そのため、児発管の資格さえ持っていれば、どこに行っても良いポジションで仕事することは十分可能です。  

したがって、児発管として就職することを前提に転職活動を進めていけば、自分に有利なように仕事内容や給与などの交渉をすることができるでしょう。

あなたはどれ?児発管を辞めたいと思った時に考えたいこと

さて、現職の児発管を辞めたいと思った場合、単純に逃げるように転職してはまた次の事業所でも同じような悩みを繰り替える可能性があります。

そこで、児発管を辞めたいと思った時に以下の3点を考え、自分は何を大切にしたいか確認してください。

質の高い療育を提供できる自分でありたいか

多くの児発管は、療育に対する高い専門性を持っています。

しかし、現実には、周りの職員が療育について何も知らず、素人の関わり方をしていることも少なくありません。

本来、発達障害のある子どもへの支援は全職員が一貫して取り組むべきですが、基礎知識のない職員が多いと、これが守られないこともあります。

前提知識があまりにも異なるため、いくら教えても理解してもらえない状況に、フラストレーションを感じることもあるでしょう。

しかし、これはあなたのせいではありません。

会社が療育に熱心な職員を大切にせず、経験のない職員を数合わせで採用していることが原因です。

もし、あなたが子どもへの質の高い療育を提供したいと考え、さらに自分自身の療育スキルを高めていきたいと思うのであれば、誰と一緒に仕事をするかが非常に重要です。

給料や休み、待遇が大切か

もし児発管としての月収が20万円程度しかないのであれば、それはあなたの価値が十分に評価されていないと言えます。

転職することで、簡単に月収が10万円以上アップすることもあります。

また、年間休日が110日未満の職場は、儲け主義が強い可能性が高いです。

独身であればまだしも、家族がいる場合、その給料でやりくりできるかどうか…。

また、自分の子どもとの時間よりも他人の子どもの面倒を見ることに、多くの時間を割くことに納得できるかどうかを考えることが必要です。

これらをしっかりと考えた上で、今の職場に留まるべきか、思い切って転職し、自分の人生にとってより良い環境を選ぶべきかを判断しましょう。

ピンポイントでやりたくない仕事がないか

転職を考える際、自分が絶対にやりたくない仕事を避ける方法もあります。

例えば、請求業務を避けたいのであれば、フランチャイズ店に転職すれば、請求業務は本部が担当してくれることが多いです。

また、送迎のための車の運転が苦手な場合は、運転手を雇っている会社を選ぶと良いでしょう。

さらに、ゆとりを持って働きたい場合、児童発達支援と放課後等デイサービス、放課後等デイサービスと生活介護など、複数の事業を併設している多機能型事業所を避けるのも一つの手です。

例えば、放課後等デイサービスに特化した職場であれば、子どもたちが学校を終える午後までは自由に時間を使うことができます。

このように、何を大切にしたいのか、何をやりたくないのか、をしっかりと確認した上で、児発管を辞めたいと思った時に次のステップとして考えてみてください。

児発管転職するなら、児発管特化型エージェントを活用すべし!

児発管としてのキャリアに不安を感じたり、転職を考えている方は、児発管特化型の転職エージェント療育キャリアナビを活用することをぜひおすすめします。

その理由として、多くの一般的な転職サイトでは、児発管の求人が保育士や児童指導員の求人に埋もれてしまい、希望に合った求人を見つけ出すのが難しいからです。

一方、児発管に特化した転職エージェントでは、以下のような個々の状況や希望を考慮した上で、最適な転職先を探してもらえます。

基礎研修を受けたが、実践研修を受けていない方

事業拡大を目指す事業所では、児発管を既に1名配置している場合、基礎研修修了者を2人目の児童発達支援管理責任者として配置することが可能です。

実務経験を積みながら実践研修を受けられる職場を見つけることもできます。

実践研修を受けたが、児発管業務をしていない方

実際の児発管業務を経験し、スキルを伸ばしていきたいという希望に応じた転職先を見つけることが可能です。

児発管業務はしたいが、管理者業務を兼務したくない方

管理者業務に負担を感じる方には、児発管業務に専念できる職場も選択できます。

このように、児発管としてのキャリアを築く上で、さまざまなニーズに応じた転職先を見つけることができるのが、児発管特化型の転職エージェントの強みです。

また、管理者業務を兼務せず、児発管業務に専念できる働きやすい環境を求める方は、ぜひ転職エージェントに登録し、理想の働き方を実現しましょう。

イツキ
児発管に特化した転職エージェントはそこまで多くありません。
そのため、児発管のキャリアを構築するなら、療育キャリアナビがおすすめですよ!

【退職する前に】児発管を辞める良いタイミングってある?

従業員の立場からすると、次の転職先が決まっているのであれば児発管はいつやめても大丈夫です。

イツキ
いつでも転職できる準備を整えておくためにも、転職エージェントに登録して児発管の新着求人や非公開求人などにアンテナを張っておくと良いですね!

とは言っても、現在の事業所に迷惑を極力かけたくないのであれば、最低でも2ヶ月前には退職の意向を伝えると良いです。

理由としては、児発管が不在になった月の翌月末(3月退職なら4月末まで)に、新たな児発管を確保できなければ、事業所として「3割減算のペナルティ」を負ってしまうことが挙げられます。

そのため、事業所の著しい不利益をもたらさないためにも、最低2ヶ月前に退職の意思を伝えましょう。

まとめ:児発管を辞めたい気持ちになったら、転職の準備をしておこう!

ここまで、児発管を辞めたい気持ちになる理由と転職方法について詳しく解説しました。

児発管を辞めたいと思ったとしても、感情のまますぐにやめてしまうと、転職に失敗する可能性が高くなります。

幸いにも、児発管は需要の高い仕事ですので、転職先さえ間違えなければ、今よりも十分な報酬をもらいながらやりがいのある業務につける可能性は十分あるでしょう。

そのためにも、早いうちに転職エージェントや転職サイトなどを活用し、「良い求人がないか?」を常に探しておく必要があります。

いずれにしても、いつまでの辞めたい気持ちを抱えたままだと、仕事にも人生にも良いことがありませんので、いつでも行動できる準備をしておくと良いでしょう。

先述したように、児発管特化型のエージェントもありますので、ぜひ活用すると良いです。

児発管特化型のエージェント「療育キャリアナビ」はこちらから

また、こちらの記事では、厚生労働省が公認した上に児発管の採用に強いエージェントもお伝えしているので、参考になるはずです。ぜひ、ご覧になってください。

保育士資格を持つ児発管におすすめの公認エージェントはこちらから!