- 子どものために頑張っているのに、手取り15万円しかもらっていない…。
- 子どもの命と安全を守る大切な仕事なのに、全然報われていない…。
このように、仕事に対する給料が低すぎて、「保育士の給料あげろ！」と言いたくなることありますよね？
しかし、不満を言う前に、給料を上げる方法は他にもあるんですよ。
そこで、今回の記事では、「保育士の給料を上げろ！」と言う前にできることを3つ紹介。
記事を読み進めると、具体的にどうすれば給料を上げる方法がわかるはずです。
ぜひ、参考にしてみてください。
「保育士の給料を上げろ！」と言いたくなる理由とは？
「保育士の給料を上げろ！」と言いたくなる一番大きな理由は、労働に見合った給料が支払われていないと感じる保育士が多いことです。
保育士の業務は過酷で、1日中子どもの面倒を見ながら、書類業務をこなし、保護者へのさまざまな要望に応えていく必要があります。
しかも、サービス残業や持ち帰り仕事の常態化など、まともな労働環境が整っていない職場も多いです。
これだけ激務にも関わらず、手取りで20万円もいかない保育士がほとんどでしょう。
保育業界に見切りをつける保育士は年々増加し、約100万人に近づく勢いで潜在保育士になっている状況です。（※1）
このように、大変な仕事にも関わらず、安月給で使われているために、保育士の給料を上げろ！と言いたくなるのでしょう。
「保育士の給料を上げろ！」と言っても意味がない理由
結論、保育士の給料を上げろ！と主張しても、そう簡単に上がることはありません。
なぜなら、保育士の給料は国の税金に左右されているからです。
各保育所で、受け入れられる児童の人数に定員があり、それに伴い売上の上限もおのずと決まっています。
そのため、いくら声を上げたところで、給料がそう上がることもないのです。
もちろん、補助金や交付金を内部留保して、保育士の給料に回していないような古い体質の職場もあります。
そういった不健全な運営をしている会社は、だんだん淘汰されていくものです。
ただし、それでも財源の関係上、保育士の給料が突然上がることはないでしょう。
したがって、給料アップを職場に期待するのではなく、「どうやって給料を上げられるのか？」を考えることをおすすめします。
次の章から、保育士が給料を上げる方法を3つお伝えします！
「保育士の給料を上げろ！」と言う前にできること①キャリアアップ研修の受講
一つ目にできることは、キャリアアップ研修を受講することです。
保育士キャリアアップ研修を受けて修了すると、「副主任保育士」と「専門リーダー」には4万円、「職務分野別リーダー」には5千円の交付金が、処遇改善加算として毎月保育園に支払われます。
例えば、副主任保育士の研修を修了すれば、月給16万円→20万円に上がりますよね。
今いる職場で頑張りつつも、給料アップを目指すなら、キャリアアップ研修を受けることをおすすめします。
「保育士の給料を上げろ！」と言う前にできること②高待遇な職場へ転職
2つ目にできることは、高待遇な職場へ転職することです。
どこに行っても保育士は給料低い…と悲観する必要なく、実は条件の良い職場も存在します。
例えば、児童発達支援や放課後等デイサービスでは、障害を持つ子どもへの保育が実践可能です。
保育園や幼稚園よりも、給料も良く、ゆとりを持って働けることもあるでしょう。
そのため、今いる職場での給料アップが難しい場合は、その高待遇な職場に転職するのもおすすめです。
「保育士の給料を上げろ！」と言う前にできること③副業
3つ目にできることは、副業で収入を上げることです。
副業は今やいろんな種類があり、やる気があれば誰でも始められて稼ぐことができます。
「保育士の給料上げろ〜」と不満を言うエネルギーを、副業に注ぎましょう。
きっと、1年後には自分で稼ぐ力が身につき、ある程度稼げるようになっているはずです。
別の記事で、保育士におすすめの副業を3つ紹介していますので、ぜひ確認しておいてください。
>>副業で収入を上げたい保育士はこちらの記事から勉強しましょう！
保育士の給料だけだと、貯金が全くできない… 副業で稼ぎたいけど、保育士でもやっていいのか？ 上記のように、保育士の給料だけでは不安で、副業を始めたいと思ってはいませんか？ 保育士の副業といえば、コンビニバイトや[…]
働く一番の目的が給料なら、そもそも保育士をやめた方がいい
働く目的は人それぞれなので、やりがいを建前で上げる人もいれば、正直にお金と答える人もいます。
もし、あなたが「お金を得ること」を働く目的で大きいのであれば、保育士をやめた方が、その目的は達成しやすいでしょう。
なぜなら、保育業界の給与水準は、他業種と比べて明らかに低いからです。
さらに、保育士を続ける理由に、「給料」を上げる人は誰もいなかったと、ある研究調査で示されたこともあります。（※2）
そのため、本当に高い給料を求めるのであれば、保育士はいつかやめなくてはいけないことになるでしょう。
給料を上げるなら異業種転職がおすすめ！【勇気が大事】
- 保育士はきつくてもうやってられない
- やりがいとかいいから、労働に見合った給料が欲しい
上記のように、給料が低くて悩んでいる方は、躊躇せず保育業界から足を洗ってください。
そして、別の業界への転職を考えてみましょう。
違い業界に行けば、最初こそ「本当に自分に合ってあるのかな…」と不安になりながら仕事をします。
しかし、仕事の成果に対する給料がしっかりもらえたら、仕事が楽しくなり、そのうちやりがいも見出すことができるはずです。
そのため、給料重視の方は、ぜひ勇気を持って、異業種転職に挑戦してみてください。
>>違う仕事へ転職したい方は、別の記事でも紹介していますので、ぜひご覧になってください。
あなたは、今働く業界に限界を感じ異業種へ転職しようと考えてはいませんか？ 年収はあなたの実力ではなく、業界で大きく左右されることがほとんどです。 もっと高みを目指したいと考えるのであれば、異業種を転職することは妥当な判断だと言えるでしょ[…]
給料を上げたいなら、できるだけ早く行動した方がいい！
最後に、異業種転職を考えているのであれば、できるだけ早い行動が良いことをお伝えします。
保育士から違う業界に転職するときに、内定を勝ち取るポイントの一つに若さがあります。
若ければ物覚えも早く、しっかり育れば、マネージャーに抜擢することも可能。
企業側はそのように考えるのです。
もちろん、保育士以外のスキル（プログラミングやマーケティングなど）があれば、年齢問わず転職はできます。
しかし、多くの保育士は保育士以外のスキルを持っていないでしょう。
今が人生で1番若い日です。
だからこそ、違う業界への転職を見据えて、行動していきましょう。
「保育士の給料を上げろ！」と不満を言う前にできることはいっぱい
保育士は労働に見合った給料が支払われていないことが多いため、給料を上げて欲しいと思う保育士はたくさんいます。
しかし、「給料上げろ！」と言う前に、個人でできることもありますので、ぜひどれか一つ実践してみてください。
- キャリアアップ研修の受講
- 高待遇な職場へ転職
- 副業
また、給料の高さを働く一番の目的にするなら、違う業界への転職がおすすめです。
とは言っても、はじめての業界だとなにかと不安なことも多いので、ぜひ転職エージェントを活用しながら、理想の働き方を実現させましょう。
