男性保育士を辞めたいと思うのは当然!次にすべきことは?

保育士全体の1割程度と言われる男性保育士。

男性保育士は貴重だと大切にされる一方で、実際に働いてみると辛いことも多いですよね。

イツキ

私も男性保育士ですが、一般的なサラリーマンと比べて給料が低いし、自分はこのままでもいいんだろうかとよく悩んだものです

そこで、今回の記事では、男性の保育士が仕事を辞めたいと思った時に、次にどんな仕事を始めるべきなのか、詳しく解説しています。

いつかは保育士を辞めた方が良いと、心の中で思っている男性保育士は、最後までご覧になってください。

男性保育士が辞めたいと思う理由①女性同士の人間関係に疲れる

イツキ

まずは、男性保育士が辞めたいと思う理由から紹介していきます。

1つ目は、女性同士の人間関係に疲れることです。

保育現場は女性社会なので、男性にはよくわからない派閥争いやマウント合戦が繰り広げられます。

保育には正解がないことを前提として、協調性を持って一緒に子どもたちの成長を支えていくはずなのに、大人がいがみ合っては話にならないですよね。

また、はっきり物事を言わずに、後からブツブツ不平を言うこともあるので、白黒はっきりさせたい男性には理解し難いです。

このように、女性社会でうまく立ち振る舞わないといけないことが、男性保育士を辞めたいと思う理由に挙げられます。

男性保育士が辞めたいと思う理由②給料が安すぎる

2つ目は、男性にしては給料が安すぎることです。

一般成人男性と比べて、保育士の給料はとても低いです。

保育士の生涯年収(20〜65歳までの45年働いた場合)は1億7,000万円、大卒の一般成人男性の生涯年収は2億9,000万円となっています。(※1、2)

その差は1億2,000万円と、大きなマイホームを購入できるくらいの年収格差があります。

「こんなに頑張って働いても、他の人と比べてこんなに低いのか…」と現実を知るたびにテンションが下がりますよね。

そのため、給料の低さは、常に付き纏う問題であり、保育士をやめたいと思う大きな理由です。

》保育士の生涯年収についてはこちらの記事で詳しく解説

(※1)出典:厚生労働省の令和2年賃金構造基本統計調査
(※2)出典:ユースフル労働統計 労働統計加工指標集 2021

男性保育士が辞めたいと思う理由③将来設計ができない

3つ目の理由は、給料の低さから将来設計ができないことです。

お金がないよりもある男性の方がモテます。

結婚してたとしても、お金があった方が子どもにたくさんの教育を与えることができます。

もちろん、お金が全てではありません。

しかし、お金があることで得られる幸せもたくさんあり、自分がどんな人生を歩みたいのかある程度決めることができます。

結婚して、子供を育て、家を建てて、毎年1回は旅行して…など。

叶えたい夢がある男性保育士ほど、給料の低さは問題になってくるでしょう。

男性保育士が辞めたいと思う理由④力仕事を任せられる

4つ目は、力仕事を任せられることです。

男性だからと言って、重たいものをたくさん運ばされたり、厄介な子どもを押し付けられたりすることがあります。

男性であっても、酷使すれば、体を壊してしまうかもしれません。

過去に当サイトのアンケートに協力してくれた男性保育士で、腰を曲げた状態で子どものおむつ交換をしていたら、腰痛が悪化した人もいました。

このように、男性だから体が丈夫だということもなく何気ない動作で体を壊しやすいのが保育士という仕事なのです。

そのため、男性だからという理由で、何でもかんでも力仕事を任せられることが、男性保育士を辞めたいと思う理由の一つになるでしょう。

男性保育士が辞めたいと思う理由⑤保護者からクレーム

5つ目は、保護者からのクレームがあることです。

男性だからということで、保護者からのいろんなクレームを受ける時があります。

例えば、「娘を男性保育士と同じ部屋で遊ばせないでほしい」「抱っこはやめてほしい」など、さまざまです。

保育現場は、常に人員ギリギリの状態で動いているので、男性保育士だからできない仕事が多いと、仕事に余裕がなくなってきます。

男性保育士としても一生懸命やっているのに、そんなこと言われたら、元も子もないと思ってしまうでしょう。

そのため、保護者からのクレームに呆れて、仕事を辞めたいと思う男性保育士もいます。

本当に精神的に限界を迎えている男性保育士なら退職代行を使うべし

ここまで、男性保育士を辞めたいと思う理由を5つ紹介してきましたが、もうすでに心が限界に達している方もいますよね。

そんな方は、退職の申し出を完全に代行してくれる『退職代行サービス』に依頼しましょう。

依頼することで、その日から会社に行かなくても済みます。

「でも、男で退職代行を使うなんてみっともないことできない…!」「そもそも、本当に退職なんて代わりにしてくれるの?」と思う方もいるでしょう。

しかし、実は男性でも退職代行を使う方は珍しくありません。

実際に、当サイトでは、過去に退職代行を使ったことのある2名の男性保育士に、使ってみた感想をロングインタビューしたことがあります。

もし、退職代行を使いたいと少しでも思ったら、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

退職代行の利用手順を解説!<男性保育士も利用実績あり>

退職代行を使った男性保育士へのインタビュー記事<1人目>

保育士として出世する気がないなら、転職した方がいい

もし、保育士として主任→園長と出世するつもりがないのであれば、早めに違う業界に転職することをおすすめします。

なぜなら、早く異業種で働くと、その分たくさんの異業種キャリアを積むことができるからです。

異業種に転職した場合、未経験扱いになるので今とさほど変わらない給料かもしれません。

イツキ
昔、リクルートエージェントに相談した時、「未経験扱いとなるので現職と変わらないですね」と、提案されたことがあります!

しかし、保育業界よりも、スキルと実績を積み上げれば、給料が上がっていきやすい業界もあります。

  • 保育士としてキャリアアップする気がない
  • そして、ゆくゆく保育士を辞めるつもり

そう考えている男性保育士は、早めに異業種転職を視野に入れてください。

》別の保育園で仕事をしたいなら登録すべきエージェントはこちら

男性保育士ならエンジニア転職がおすすめ

異業種転職を狙うなら、その業界で一生食いっぱぐれないスキルと実績を積みあげられる職種を選びましょう。

具体的な職種として、オススメなのがエンジニアです。

最初はプログラミングスクールに通って勉強する必要がありますが、逆にスクールで実力さえつけてしまえば、スクール経由で転職できる時代になっています。

でもプログラミングなんてできそうにもないと、思っていますよね?

しかし、保育士からエンジニア転職をしている人はたくさんいます。

私もエンジニア転職をしていませんが、ゲームアプリを個人開発をして広告収入を得ていますよ。

》保育士がエンジニア転職する具体的な方法はこちらから

エンジニア以外の転職を考えるなら、こちらもおすすめ!

エンジニア以外の転職を考えるなら、目的に合わせて以下の2つ転職エージェントを使い分けると良いです。

  • リクルートエージェント
  • 保育士バンク!

リクルートエージェント

出典:https://www.r-agent.com/

異業種への転職なら、リクルートエージェントに登録して、どの業界を狙うか担当者とよく相談することが大切です。

業界によっては、現実今の保育士だけのスキルで転職できるのか?を見極めることができます。

一人でやるよりも、担当者とペアを組む方が戦略も練れますし、何より安心感がありますよ。

リクルートエージェントの登録はこちらから

保育士バンク!

出典:https://www.hoikushibank.com/

保育士資格を活かした転職をしたいなら、保育士向けのエージェントである保育士バンク!に登録しましょう。

探せば、給料の高い職場も見つかります。

例えば、放課後等デイサービスはすでに児発管の資格を持っていれば、すぐに管理者業務に就くことが機能です。

あなたの想像以上に、給料はピンからキリまでなので、ぜひ転職活動をして実感してみてさい。

保育士バンク!の登録はこちらから

注意点:退職してからの転職はキャリアダウンになる

ここまで、男性保育士の転職方法をお伝えしましたが、「仕事に行きたくない!」という気持ちが先走って退職をするのはおすすめしません。

なぜなら、先に退職してしまうと、「早く職場を決めなきゃ…」と焦ってしまい、結果的に妥協した条件の会社に就職することが多いからです。

すると、「また辞めたい…」と思うようになり、短いスパンで転職再開になるでしょう。

そのため、可能であれば、転職先が決まってから、退職するように心がけてください。

ちなみに、本当に心がしんどくて、会社に行くことができないブラック企業に関しては、先に退職しても良いです!

心が潰れてしまっては元も子もないないので、まずは退職してそれから転職活動をしましょう。

》保育士のバックレ退職は絶対おすすめしない理由はこちらから

まとめ:男性保育士を辞めたいと思ったら、転職の準備をしよう!

ここまで、男性保育士が仕事を辞めたいと思う理由とその解決方法を詳しくお伝えしました。

仕事を辞めたいと思っても、すぐに辞めるのはお勧めできません。可能な限り、転職先を決めてから、退職するようにお願いします。

ただし、ブラック保育園で、心が先に潰れてしまうのであれば、命と健康を守るために退職してください。

本記事を通して、一人でも多くの男性保育士が、次のステップへ歩み出せてもらえたら幸いです。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。