【保育士必見】退職が言いづらいのはなぜ?5つの理由があった!

「退職したいけど、周りの先生に迷惑をかけるし、園長からも怒られそうで言いづらい…」

上記のように、なかなか退職を言えずに苦しんでいる保育士の方はおられるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、保育士がどのような理由で退職を言いづらいと感じているのか、アンケート調査をしてきました。

結果をまとめる中で、5つの理由が浮かび上がってきたので、紹介していきます。

記事の後半では、確実に退職する方法にも触れていますので、ぜひ最後までご覧になってください。

退職を言いづらい保育士はたくさんいる

Twitterを見ていると、退職が言いづらくて悩んでいる保育士がたくさんいることがわかります。

上記のように、「辞めたいけど、辞められない。」「退職したいけど、言いづらくて困っている」そんな保育士が多いようですね。

そこで、「どういう理由で退職を言いづらいのか?」をクラウドワークスで、20名の保育士にアンケート調査を行ってきました。

すると、5つの理由が浮かび上がってきたので、一つずつ紹介していきます。

保育士が退職を言いづらい理由①迷惑になると思うから

保育士が退職を言いづらい1つ目の理由は、職場の迷惑になると思うからです。

「私が辞めたら職場に迷惑がかかる」これが一番多い理由でした。

アンケートで聞かれた声

26歳男性、小規模保育園に勤務

小さい保育園でしたので、子供たちや他の先生の負担を考えるとなかなか言い出しづらかったです。
特に、子供たちは皆懐いている感じでもありましたので、急に離れることになった時の精神的ストレスなども考えると迷いました。
大きな保育園で先生の数も多ければ問題ないのですが、保育士の人手不足は否めず、難しい問題だと感じました。


45歳男性、児童養護施設に勤務

仕事内容のハードさもさることながら、上司の無理解とパワハラ的な関わりによって、若い子がどんどんやめていってしまって、人手不足になっていました。
このまま職員が減っていけば加算が減ることはもちろんですが、運営もままならなくなることが自分の立場としては理解しており、あと一人辞めることが残った職員や子どもにどれだけ迷惑をかけるかを分かっていたので。


32歳女性、小規模保育園に勤務

私が勤めていたのは、入園待ちの子どもがたくさんいるような人気の高い保育園でしたが、経営者が変わって、職員の数が減らされてしまった。
そのため、1人が急に休んでしまうと、途端に困ってしまうような状況がわかっていたので、なかなか言い出せませんでした。
辞めるほうも辛いですが、残された方々はもっと辛いだろうと思うと、退職を申し出るタイミングをはかるのに1カ月ほどかかりました。

イツキ
慢性的な人手不足が原因で、辞めるに辞められない状況が続いている職場が多いようです。
そして、自分が辞めることによる職場へのダメージを熟知している保育士ほど、その葛藤に苦しんでいるようでした。

保育士が退職を言いづらい理由②お世話になったから

2つ目の理由は、現職にお世話になったと感じているからです。

アンケートで聞かれた声

25歳女性、小規模保育園に勤務

小規模保育園なため激務で人数が少なかったのでかなり言いづらかったです。
アットホームな環境だっためみんな親しくとてもいい人だったため、みんなに迷惑をかけてしまうのが申し訳なく思っていました。
結婚で県外に行ってしまうためしょうがないことではありましたが、時期が中途半端な時期であることも言い出しにくい理由でした。


33歳男性、小規模保育園に勤務
その施設は大学時代の実習先でした。園長含め多くの社員には学生時代からもお世話になっていることになります。
向こうは後進の育成として自分にたくさん目をかけてくれた良い人達でした。
こちらは家業の手伝いで辞めることになりました。事情がなんであれ、相手が良い人達だったので言いづらかったです。
自分がそこにいて楽しかったというのもあります。辞めるのは大学にも悪いと思い、複雑な思いからなかなか言う覚悟が決まりませんでした。

イツキ
アットホームで良い人間関係だったり、たくさん目にかけてくれたり、お世話になったからこそ、辞めると言いにくい保育士の方もいるようですね。
おそらく、そんなアットホームな職場ならば、きちんと理由を話せば辞めさせてくれる良い職場なはずでしょう。

保育士が退職を言いづらい理由③一度引き止められたから

3つ目の理由は、一度引き止められてその後ずるずる在籍してしまったからです。

アンケートで聞かれた声

32歳女性、認可保育所に勤務
退職したいと一度園長に言った際、「あと何年頑張れば、役職につかせてあげる」「辞められたら困る」など、辞めさせてもらえないような発言や雰囲気が醸し出されました。
それ以来、あまり退職の話はしない方がいいのかな、と勝手に思ってしまい、自分が結婚して、子供が生まれるタイミングまで待とうと心に決めて、ずるずると8年ほど在籍することになってしまいました。


33歳女性、認可保育所に勤務
園の場所が少し駅から離れていることもあり、なかなか新規採用者が集まりにくい中だったので、人手不足になることが目に見えていたのでなかなか言い出しにくかったです。
特に自分自身は10年以上の保育経験があったので、退職の意思を伝えるだけでも「もう少し考えてほしい」「手伝ってほしい」と声をかけられていたのですぐには踏み出せませんでした。

イツキ
退職の引き止めに応じてしまったために、ずるずると在籍し続けている方も多いようですね。
NOと言えない保育士の方だと、園長からの「もう少しだけ…」というお願いに耳を傾けてしまうのでしょう。

保育士が退職を言いづらい理由④職員同士の駆け引きに遭ったから

4つ目の理由は、職員同士の駆け引きに遭ってしまったからです。

アンケートで聞かれた声

27歳女性、大規模保育園に勤務

当時、年度が変わって今まで仲が良かった先生と離れてしまい、園内でめんどくさいと言われている先輩と一緒のクラス担任になってしまった時のことです。
その時の私はまだ若手な方で先輩に早く辞めたいんだよね。私の方が先に辞めるからまだ辞めないでね。と言われていて圧を感じてしまい退職をなかなか言い出せませんでした。


31歳女性、放課後児童クラブに勤務

働き出して1年ほどで寿退社することになってしまったのですが、同期の保育士さんがどんどん辞めていったり、ベテラン先輩保育士さんも退職する方向で動いている時期と重なりました。
もともと人手が足りてない状況がさらに悪化しているのに自分も辞めてしまっていいのかという思いと、結婚の話が進んで、結構急な申し出だったので、とても言いづらかったです。

イツキ
大きな保育園ほど、さまざまな人間関係のしがらみの中で誰が辞める辞めないの駆け引きがあるようです。

保育士が退職を言いづらい理由⑤冷遇されるのが怖いから

5つ目の理由は、退職を申し出た後の周りからの対応が怖いからです。

アンケートで聞かれた声

31歳女性、小規模保育園に勤務

人間関係がとても悪い+人手不足でした。
私が退職したら子供たちが最終的に困ってしまうと思ってなかなか言い出す事ができなかったです。
あとは上司の方との関係がとても悪く辞めますの一言ですらとても言いづらかったのでずるずると働いてしまいました。
退職を伝えた辞めていった人たちも伝えたあとの業務は、いつも以上に冷たく上司にあたられていてつらかったです。

イツキ
すでに、退職を申し出た同僚が冷遇されている様子を見ていると、怖くて退職が言いづらい方もいるでしょう。

退職を言いづらい保育士は優しい人が多い

ここまで、保育士が退職を言いづらい理由を紹介してきましたが、退職が言えない保育士にはある共通点があります。

それは、優しさと責任感がある保育士だということです。

そもそも、「クラス持っているけどどうでもいい」「もう嫌になったからさっさとやめよう」と思っている保育士は、「言いづらいな〜」と悩むことはありません。

中にはバックレる保育士もいます。

しかし、あなたはそんな人ではないですよね。

そのため、職場の人や子どもたちを簡単に切り捨てることができない「優しさと責任感がある保育士」だと言えます。

【真実】退職を言い出せないままだと、人生後悔します

いくら優しさと責任感から職場を辞めれないとしても、退職しないと将来いつか後悔します。

アンケートに回答してくれた保育士の中には、退職の申し出から8年間もずるずると辞めれなかった方もいました。

その8年間があれば、その保育士の可能性はもっと広がり、今以上の出会いに恵まれたかもしれません。

今も退職を言い出せないでいるとしたら、今日や明日職場に伝えにいきましょう。

今この文字を読んでいる瞬間が人生で一番若い時です。

将来の自分が後悔しないように、今勇気を持って退職を伝えてください。

おすすめ:保育士が退職を言いづらい時は退職代行が簡単

どうしても、退職を言い出せない場合は、退職代行サービスを使いましょう。

退職代行には3万円ほどの費用がかかりますが、8年間も退職できずに時間を無駄にするなら、3万円は安いものです。

できれば、自分で言えた方がお金もかからないですし、自分のことは自分で言えるに越したことはありません。

しかし、辞めたい気持ちと職場への迷惑に苦しんで頭がどうにかなりそうなら、退職代行を使ってください。

誰もあなたを責めはしません。自分の気持ちと健康を大切にして、人生を再スタートさせましょう。

》保育士におすすめの退職代行はこちらの記事

まとめ:できるだけ早く退職を伝えてスッキリしよう!

退職すると心に決めたのなら、できるだけ早い行動がおすすめです。

アンケート調査でも見えてきましたが、ずるずる引き伸ばしても結局退職しますし、良いことは一つもありません。

職場には少なからずお世話になったのですから、感謝の気持ちを伝えて、次に切り替えていきましょう。

どうしても退職の意思を伝えられない場合は、退職代行を使うのも一つの手です。

自分の気持ちと健康を一番に考えて、ぜひ退職する勇気を持ってください。

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