保育士は何年で辞めるべき?結論、8年以内に半数辞めてます

あなたは、保育士は一般的に何年で辞めるべきなのかと気になったことはありませんか?

  • 保育士として1〜2年働くけど、このままでいいのか、将来が不安だ
  • 石の上にも3年というし、とりあえず3年イヤイヤ続けるか…
  • 職場の人間関係で毎日疲れているいつかはやめたいと思っている

上記のように、保育士として働きつつも、退職すべきか否か…一度は迷ったことがあるはずです。

また、生涯現役で保育士を働き続けるのは「ちょっと無理かも…」と心のどこかで限界を感じることがありますよね。

そこで、今回の記事では「保育士として何年くらい働いたら辞めるべきなのか?」

その目安をさまざまなデータをもとに紹介していきます。

あなたの今後のキャリア形成に役立つこと間違いなしなので、ぜひ参考にしてみてください。

みんなは何年くらいで保育士を辞めるのか?結論、8年以内に半数

いつかは保育士を辞めようとは思っていても、周りの保育士はどれくらいでやめているのか気になりますよね?

実は、「一つの保育所を何年でやめているのか?」という調査は行われていません。

ただし、「保育士として働くトータル年数」はわかっているので紹介します。

厚生労働省の報告(※1)によると、保育士の約半数は「8年未満で保育士を引退していることが判明しました。

もう少し、年数別に細かく見ると以下の通りになります。

2年未満で保育士を引退する割合も、約14.9%。

2〜4未満は13.6%と、若くして保育士を辞めている人が多いことがわかりますね。

ご自分の保育士歴と照らし合わせて、周りは何年でやめているのか、参考にしてみてください。

出典(※1)厚生労働省「保育士の現状と主な取り組み」

保育士は何年で辞めるべきなのか?結論、いつでも良い

では、果たして自分は何年で辞めるべきなのでしょうか?

結論、転職しても保育士を続けるつもりなら、いつ辞めてもすぐに就職できます。

なぜなら、「保育士」は他の職種と比べて、有効求人倍率が一年中高くて、再就職しやすい業種だからです。

以下の図を見ると、青色の全業種の有効求人倍率が1.0前後なのに比べて、はるかに赤色の保育士の有効求人倍率が高いことがわかりますね。

出典:厚生労働省「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」

ちなみに、2019年の12月には、3.86を叩き出したこともあり、実に4つの保育園が1人の保育士を取り合っている状況になりました。

このように、保育士は常に需要が高い仕事なので、辞めたい時に退職し、働きたい時にすぐ転職しやすいと言えるでしょう。

保育士はどのタイミングで辞めるべきなのか?

いつ辞めても良いというけど、「中途半端な時期で辞めると会社に迷惑がかかるのでは…」と思うかもしれません。

しかし、あなたが辞めた後、仕事をどのようにまわしていくのかは、会社が考えて管理する話です。

あなたが心配する課題ではないので、よく区別する必要があります。

最低限、1ヶ月前に退職を申し出るなど、就業規則を守っておくことだけは押さえておきましょう。

転職を成功させたいなら、タイミングがとても大切

保育士は転職しやすいと言っても、できれば条件の良いホワイトな保育園に行きたいと思いますよね?

保育士の求人募集は1年中多いですが、1年の中でもさらに多い少ないの波があります。

再び、以下のグラフをご覧ください。

出典:厚生労働省「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」

10月、11月、12月の推移を見ると、右肩上がりに有効求人倍率が上がっていることがわかりますね。

つまり、求人数が増え始めると、それだけホワイト保育園の求人もちらほら出てくるはずです。

そのため、10月、11月、12月で転職先の内定がもらえるように、前もって転職の準備を進めておく必要があるでしょう。

イツキ
例えば、7月ごろから転職サイトに登録して、良い求人があるかどうか、アンテナを貼っておくのも一つの戦略です!

正直、辞めたくなったら辞めても、なんとかなる

毎日のストレスと業務量で、「もう今の保育園を辞めたいな…」と思っている人も中にはいるでしょう。

一般職の人には、「まずは我慢して転職先を決まってから退職しましょう」と言いますが、保育士の場合はすぐに辞めてもらっても構いません。

先ほども述べた通り、保育士は需要がとても高い仕事ですし、国家資格であるのでどこに行っても通用します。

そのため、ストレスで精神的にどうにかなってしまいそうだと、病んでしまっている人はすぐ職場から離れることをおすすめします。

遅かれ早かれ転職するつもりなら、転職エージェントに登録すべし

どれだけ保育士を続けていても、いずれは辞める日がやってくるものです。

しかし、いざその日がやってきた時に、何も準備をしてなければ、あたふたして結局ブラック保育園に転職せざるをえないかもしれません。

そこで、おすすめなのが転職エージェントに登録して、優良求人が出るタイミングを待つことです。

転職エージェントに「良い求人があれば転職したい」と伝えておくと、あなたに合いそうな求人もその都度紹介してくれます。

そのため、転職エージェントからその都度情報を送ってもらい、いつでも転職できる準備を整えておくことをおすすめします。

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ちなみに、異業種転職は保育士にとって難しい現実があります。

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異業種転職に自信がないなら、プログラミングスクールがおすすめ

今の仕事がもう嫌で、別の仕事へキャリアチェンジしたいと考える保育士もいます。

しかし、懸念することとしては、保育士しかやってこなかったので他のスキルがないということです。

やはり、「保育士」はなんだかんだ言って国家資格なので、安心感があります。

次、異業種へ転職するとなれば、同じく資格に近いスキルを身につけておくと、自信を持って転職できそうですよね。

スキルの中でも、特におすすめは、プログラミングです。

プログラミングでエンジニア転職を果たせば、安月給や人間関係、肉体労働など保育士をしていて辛かったことがかなり解消されるでしょう。

いずれ、保育士やめるつもりなのであれば、エンジニア転職の準備を始めてみてはいかがでしょうか?

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まとめ:保育士は何年目でも、辞めて大丈夫!

ここまで、保育士は何年目に辞めるべきなのか?を詳しく解説してきました。

結論、8年未満に約半数が保育士という仕事をやめていることがわかりました。

また、「保育士として転職」するなら、いつ辞めても就職先には困らない事実もあります。

ただし、保育士を辞めて別の仕事にキャリアチェンジするなら、そう簡単にうまくいかない可能性があります。

そのため、プログラミングスキルなどを勉強し、確実に転職できる力をコツコツ蓄えておきましょう。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。