突然ですが、あなたは普段こんなことを思いながら、保育現場で仕事をしていませんか?
- 今の職場だと自分を見失ってしまいそう…
- 退職を申し出たいけど、話が通じる園長じゃない…
- 退職代行のことは知っているけど、本当にそれで保育士を辞められるのだろうか…
退職する一つの手段として退職代行がありますが、どうしても使わざるを得ない保育現場があることは紛れもない事実です。
そこで、今回、退職代行を利用した保育士インタビューの7人目として、Twitterでも活動しているKUROシンさん(以下、Kさん)にご協力いただきました。
男性保育士であるKさんは、これまで8社の保育園・幼稚園・学童を経験してきた大ベテランの先生です。
今まで退職の場数をたくさん踏んでいるにもかかわらず、「なぜ退職代行という手段を使って退職しようと思ったのか?」を詳しくお話を聞かせていただきました!
Kさんのお話を聞くことで、「退職代行を使ってやめてもいいんだ」と理解が深まり、「このまま自分は仕事を続けてもいいのか?」を考えさせられるきっかけになるはずです。
また、現在のKさんは、8社目にしてようやく幸せな職場に巡り会えており、日々仕事が充実されています!
Kさんのお話を聞くことで、「私も勇気を出して行動しなくちゃ!」と思えるはずです。
辞めたいけど我慢して働いている保育士の方は、ぜひ最後まで記事をご覧になってください。
当サイトにおける保育士へのインタビューは、7人目となります。
他の保育士のインタビュー内容も気になる方は、こちらの記事からご覧になってください。
- 1 退職代行を使った保育士の方の簡単プロフィール
- 2 【Kさんの経歴】現在に至るまで8つの保育施設を渡り歩いた
- 3 前職の保育園は、これまでで一番ひどい職場体制だった
- 4 退職代行を使ったのは、話し合いが全くできない園長だったから
- 5 男の退職代行を選んだのは、労働組合かつ男性の立場を配慮してくれるから
- 6 男の退職代行には、法的に不安なこと全て質問した
- 7 退職代行を使っても、現場のために引き継ぎ書はきちんと作った!
- 8 退職代行実行後は、離職票が届かないというトラブルがあった
- 9 現在は、放課後等デイサービスへ転職!【今まで一番すばらしい職場】
- 10 現在の職場に巡り会えたのは、過去に勇気を出して退職をしたから!
- 11 【辞めることは逃げではない】自分を大切にしてください!
- 12 【男の退職代行の基本情報】男性の立場に配慮してくれる!
- 13 まとめ:辞めることは決して逃げではない!新たな挑戦である!
退職代行を使った保育士の方の簡単プロフィール
まず、今回インタビューに応じてくれた保育士の方の簡単プロフィールをお伝えします。
- 35歳、男性保育士
- 短大卒業後、保育士としての最初の職場は学童保育
- その後は、学童、幼稚園、保育園と現在に至るまで8社経験
- 前職の保育園は、おばあちゃん先生である園長と話が通じず、退職代行しかないと決意
- 1ヶ月間退職代行を下調べして、男の退職代行に依頼
- 引き継ぎ書を作って、現場の業務に差し支えないように退職
- 現在は、尊敬できるトップが経営する放課後等デイサービスで働いている
目次をチェックしながら、気になる箇所だけご覧になってください。
それでは、次の章から、インタビュー内容を紹介していきます。
【Kさんの経歴】現在に至るまで8つの保育施設を渡り歩いた
最初に、Kさんの簡単な経歴について教えてください。
経歴が長いので、長くお話しするかもしれません。
実は役者を目指していた時期もあって、卒業後はすぐ就職せずに、役者の養成事務所に入りました。
そして、保育士として働き始めたのは学童保育(以下、学童)からでした。
2年後、別の学童に転職したのですが、人間関係トラブルがあり3ヶ月で退職。
地元に戻り、幼稚園に1年半ほど勤めて、再び辞めることになり、この時期はこの世から消えてしまいたいくらい追い詰められていました。
その後、縁があって京都のあるお寺で住み込みで修行しながら、人生を振り返り、もう一度保育士をしようと思い、学童に就職しました。
しかし、そこでもまた人間関係にぶち当たることになり、辞めることになりました。
そこで、今まで小学生を対象とした保育をしていたのもあって、次は0歳の子どもと関われる保育園で勤め始めました。
そこがとても良い職場で、充実した保育園勤務を3年間過ごしました。
その後、また別の保育園で1年半ほど勤めました。
そして、その保育園を辞めた後、今年になって入社したある保育園で2ヶ月〜3ヶ月勤めて、そこで初めて私は退職代行を使って、現在は放課後等デイサービス(以下、放デイ)に勤めている状況です。
なるほど…いろんな職場を経て、現在に至っているんですね。
ちなみに、現在はおいくつになるのですか?
そして、その後学童で保育士人生がスタートし、その後学童→幼稚園→一旦離れてまた学童→保育園→保育園→保育園(退職代行を使う)→現在の放デイの経歴でよかったですか?
今年の4月に入社した保育園を2〜3ヶ月で退職し、今は放デイに勤めて2ヶ月立っている状況ですね。
前職の保育園は、これまでで一番ひどい職場体制だった
退職代行を使った保育園は、これまでで働いてきた場所とは違って、際立って大変なところだったのですか?
その保育園を就職した理由は何かあったのですか?
今まで、電車や車で1時間以上かけて出勤していました。
「とにかく近い場所がいい!」と思って、それで選んだわけです。
近場の職場を検討される気持ちはよくわかります。
最初入った時、「この園長面白そうかな〜」と思いましたけど、その時点でおかしいと思わなかったのがいけなかったとつくづく思いますね。
退職代行を使ったのは、話し合いが全くできない園長だったから
それでも、前職を退職代行という手段を使って辞めようと思ったのはどうしてですか?
過去に私よりも先に「退職したいです」と言った職員がいたんですけど、そしたらその職員に対して園長先生が「あんたにいくら金をかけたと思ってるんだ!」「今どきこんな時期に辞めるなんて信じられない、あなたそれでも保育士なの!?」と真っ向から否定するだけ。
むしろ、「そんな辛かったにもかかわらず、気持ちを知らずに傷つけてしまって大変申し訳なかった」と言う謝罪の言葉すらない。
とてもじゃないけど、信じられないような言葉をたくさん聞いてきました…。
だからこそ、退職代行を使わなければ、退職の話し合いが全くできないと思ったんです。
Kさんは一度は自分で退職の申し出はされたのでしょうか?
言ったら問題なるし、職員全体に伝わって、さらに混乱が起きると思ったからです。
それに、他の先生たちがもっと動揺してしまうと思ったんです。
あと、周りの先生たちにも言いくるめられるのも嫌だと思いました。
前職の保育園の先生たちは、みんな我慢して働いていたんです。
園長に従順になって働いていて、職員はみんな面倒ごとには巻き込まれたくない感じ。
でも、私はそうなりたくなりたくなかった…、自分の心に素直に従いました。
一見すると、ワガママかもしれないですが、自分の考えや行き先を見失うことはしたくなかったんです…。
男の退職代行を選んだのは、労働組合かつ男性の立場を配慮してくれるから
ただ、不安はありましたよ。
知っているとは思いますが、退職代行ってけっこうグレーゾーンの部分がありますよね。
どこからどこまでが対応できて、どこまで踏み込んでしまうと法律的に違反になってしまうのか、と言うところです。
あとは、労働組合が本当に運営しているのか、ということです。
実は、それを明確に公式サイトに記載していないところもあるみたいです。
男の退職代行に関しては、労働組合(退職代行toNEXTユニオン)が運営していて、女性専用の退職代行(わたしNEXT)もやっていますからね。
統括している大きな会社があると知れたので、男の退職代行に依頼しました。
それと、いろいろ自分で調べていく中で、退職ができなかったと言う話は聞くことはなかったので、ほとんど成功するんだろうなって思ってはいました。
最終的には、自分で依頼しないとわからないですし、もう後には引けないと思い、お願いしました。
5月上旬から1ヶ月ですね。
正確に言うと、6月には退職代行の予約をしました。
その間に、退職代行にいろいろ相談をした感じです。
男の退職代行には、法的に不安なこと全て質問した
・法律的に問題がないのか?
・会社が個人を訴えることはないのか?
・そして、理不尽な給料未払いとか退職を認めないとか、職員が家に直接来るとか、
万が一そういったトラブルが起きた場合、退職代行ではどう対応してくれるのか?
など、退職代行に質問して不安なことはほとんど聞きました。
「何千件もの退職代行業務をしているので、その辺は安心して任せていただけたらと思います」とは言われました。
ちなみに、LINEでのやりとりで、全部やりました。
基本的には、自分が聞きたかったことは大体教えてくれて、安心感はもらえましたね。
100%とまではいかないですけど、80%くらいは納得できたので、代行を依頼しました。
退職代行を使っても、現場のために引き継ぎ書はきちんと作った!
ただ、自分が担当している仕事があるので、辞めるにしてもある程度のケジメはつけないといけないと思ったんです。
そのケジメとして、引き継ぎ書を作りました。
別に引き継ぎ書を作らなくても、法的に退職はできるのですが、社会人のマナー・自分のケジメとして辞める前に引き継ぎ書を作りました。
引き継ぎせずに退職しても法的には問題がないけど、それで会社が不利益を被って、明らかに損害賠償を訴訟されるような仕事であれば、引き継ぎするべきかなと思います。
ただ、入社して半年経たないような方は、引き継ぐ仕事もそこまでない場合もあるので、作らないケースもあります。
引き継ぎについては、退職してからも文書で郵送したり、代行業社に仲介してもらって引き継ぐことも可能です。
退職代行実行後は、離職票が届かないというトラブルがあった
その電話は無視して、「代行業者にうちに電話きたので対応お願いします」と、言いました。
即座に、その件について、職場に連絡してくれました。
「電話はしないように」って再度伝えてくれました。
あと問題があったといえば、退職して2ヶ月経つにもかかわらず、いまだに離職票が届かない状況です。
会社としてやらなくてはいけないことなのに、いまだに来ないです。
当然、退職代行に依頼したときには、必要書類の請求は全部してあります。
すぐに転職したので、なくても困らないといえば困らないのですが、やっぱり本来もらえるものがもらえないのは不安ですよね。
辞めた人にもその後の人生があるので、離職票をいまだに送らないと言うのは、会社として非常識だと思っています。
どうしても来ないのであれば、一般的にはハローワークに連絡したらやってくれますよ。
現在は、放課後等デイサービスへ転職!【今まで一番すばらしい職場】
これまで、学童、幼稚園、保育園、そして放デイは初めてかと思いますが、率直に今のお仕事はどうでしょうか?
そこの施設のトップは、その人自身も苦労してきているからだと思うのですが、社員一人ひとりを大事にしている理念が気持ちや行動に現れている人です。
もちろん、その人なりの流儀がありますけど、仕事は仕事、終わったあとはしっかりその人をねぎらう。
社員のやる気や評価を褒めてくれて、それを組織としてきちんとやってくれています。
そして、他のデイサービスどころか、保育・教育現場では、絶対やらないようなことを1つだけやってるんです。
なんと、そこの会社の給与明細の備考欄に社員の一人ひとりに対して、感謝のメッセージが記載されているんです!
そんなことしてくれる会社は、今まで聞いたことも見たこともありませんでした。
労働に対する対価である給料はもちろん嬉しいですけど、プラスアルファで温かいメッセージがあると、二重三重の嬉しさになるんですよ。
だから、人の気持ちをよくわかっている経営者なんだなって一番強く感じる瞬間です。
そんな優しい職場があるんだ〜と嬉しくなりました!
だから、世間一般の保育園で一斉退職が起きているんじゃないですか?
だからこそ、人を大切にできるんです。
今まさに、理想の職場がここにあるんだよと言いたいですね!
現在の職場に巡り会えたのは、過去に勇気を出して退職をしたから!
ちなみに、どうやって、その職場を見つけたのですか?
そういう繋がりがあったんです。
もっと言うと、その経営者が昔繋がりを持ってきた人が集まったのが今の職場なんです。
なので、同じような境遇で苦しんできた人が、現在働いています。
今まで一番恵まれた、充実した職場に勤めておられるんだなと感じさせられました!
私にもやらなくてはいけない課題はある。
でも、それは健在な悩みで、健全な超えるべき目標だと思っていますよ。
会社の理念や方針に準じて行動するのも大切ですけど、それだけに縛られずに職員一人ひとりの得意なことを実践できている今の職場は理想的な保育現場ではないかと感じています。
とても勉強になります!
【辞めることは逃げではない】自分を大切にしてください!
自分の心が壊れてしまう前に、「なんでもいいから誰かに頼ろう!」と言うことですね。
自分のことも大切にできなければ、子どもたちも大切にできない。
だから、自分たちが壊れかけてしまってボロボロな状態で働いていても、一番かわいそうなのは子どもたちです。
自分を大切にできない人は他人を大切にすることはできないと思います。
Twitterを見ると、自分を大切にできずに、適応障害やうつ病になる保育士が本当に多いんですよ。
病気になってようやく休職したり、退職したりする方がとても増えてきています。
これはもう無理だなって思ったら、早く次の現場に行くべきです。
保証はできませんけど、少なくても、自分のことを見てくれる人・現場は必ずあるもんだと思います。
それはいろんな現場を渡り歩いで勉強すればいいだけ。それができるのは若いうちだけだから。
だから、まずは我慢しないで、自分を大切にしていろんなことを学んでほしいです。
そこで苦しんだことは、必ずどこかで生かされてくるから。
辞めることは決して逃げではない。新たな挑戦だと思えばいい。なんら恥じることではないです!
特に、「辞めることは決して逃げではない。新たな挑戦」がすごく、胸に響きました!
本日は、勇気を与えてくれる熱いお話をたくさんしていただいて、本当にありがとうございました!
【男の退職代行の基本情報】男性の立場に配慮してくれる!
ここで、Kさんが利用された男の退職代行について簡単に紹介させてください。
男の退職代行は、男性専門の男性の立場に配慮した退職代行サービスです。
女性専門の退職代行サービスのわたしNEXTの姉妹サービスと言えます。
運営元は、わたしNEXTと同じく退職代行toNEXTユニオン(労働組合)です。
法律違反をすることなく、安全に退職することができます。
料金は正社員で26,800円と、労働組合が運営する退職代行の中では、かなり安い方です。
LINEから無料相談が可能で、退職代行に依頼する前に不安を解消する方がほとんどです。
ですので、まずは男の退職代行にLINE登録しましょう。
そして、気になることをLINEでどんどん質問して、確信を持ってから退職代行を依頼してみてください。
名称 |
男の退職代行 |
料金 |
正社員・契約社員・派遣社員:26,800円 |
追加料金 |
なし |
労働組合名 |
退職代行toNEXTユニオン |
対応エリア |
全国 |
相談方法 |
LINE・メール・電話(24時間365日) |
支払方法 |
クレジットカード、銀行振込、ペイパル、paidy、コンビニ後払い |
返金保証 |
あり(退職成功率100%) |
転職サポート |
あり |
まとめ:辞めることは決して逃げではない!新たな挑戦である!
ここまで、男の退職代行を利用した男性保育士のKさんの体験談をお伝えしてきました。
Kさんは、これまで8社の学童・幼稚園・保育園で働かれており、退職の経験は豊富なはずなのにどうして退職代行を使って辞めたのだろうか?と私はずっと不思議に思っていました。
しかし、お話を聞いていくうちに、いくら話しても通用しない相手もいることを改めて知ることができました。
そして、「自分を大切にできない人は子どもたちを大切にできない」と、とても深い言葉もいただきました。
何度も退職をしたとしても、それは決して逃げではありません。
自分がより良い職場に巡りあい、自己成長するための新しい挑戦です。
周りの人からなんと言われようとも、退職代行を使っても、今の職場から逃げることを最優先に考えてください。
最後まで、記事を読んでいただきありがとうございました。