保育観の押し付けは無意味。上司とうまく付き合う方法

あなたは、今までに先輩から保育観を押し付けられたことはありませんか?

絶対におかしいと思いながらも、立場的に逆らえないために、泣き寝入りしたことがあるのではないでしょうか。

実は、保育観について詳しく知っておくと、保育観の押し付けにそこまでストレスに感じることもないんですよ。

そこで、今回の記事では先輩保育士から保育観を押し付けられた時の上手な対処法を3つ詳しく解説します。

後半には保育観の押し付けが起こりにくい職場の特徴も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

保育観の押し付けに苦しむ保育士は本当に多い

保育の仕事をする上で、最も大切なのは保育観です。

保育の質は、保育観に左右されるといっても過言ではありません。

しかし、この保育観には一律に正解がなく、職員によって本当にバラバラです。

Twitterでは、保育観の違いによって、職員同士の連携が難しくなっている声が多く聞かれています。

イツキ
保育士の退職理由の1位に、人間関係が上がっていますが、実は保育観の違いが人間関係を悪くしているとも言われていますよ。(※1)
(※1)出典:保育士におけるバーンアウト傾向に及ぼす要因の検討

保育観は違って当然!押し付ける意味がない。

保育観の違いをどのように一つにまとめることができるのでしょうか?

結論、保育観は人によって違って当然であり、お互いに「私の保育観の方が正しい!」と、押し付け合う意味がありません。

なぜなら、保育の仕事の在り方に答えがないからです。

自立を伸ばす保育…思いやりで包む保育…規律を守らせる保育…どれも間違っていません。

このように、人それぞれ抱く保育観が違うことを理解した上で、次の章からの保育観の押し付けをうまく対処する方法を知っておきましょう。

保育観の押し付けをうまく対処する方法①相手の保育観を吸収する

保育観の押し付けをうまく対処する1つ目の方法は、相手の保育観を吸収することです。

先ほど述べたように、保育観には正解がありません。

そのため、本当は賛成できなくても、「そういう考え方もありますよね」と、謙虚に受け止めることが大切です。

むしろ、いろんな考え方を知ることで、「この子にはどんな保育観で関わると良いだろうか?」と、自分の視点を養う良い機会と捉えるようにしましょう。

きっと、あなたの保育の引き出しが増えて、スキルアップにつながるはずです。

保育観の押し付けをうまく対処する方法②保育の知見を高める

2つ目の方法は、保育の知見を高めることです。

保育の現場では、業務に追われて、なかなか保育力を高める勉強ができません。

そこで、保育に関する参考書を読んだり、研修会に参加したりすることが大切です。

保育の知識が多ければ、先輩保育士から保育観の押し付けをされた時に、説得力のある自身の保育観を伝えることができます。

イツキ
押し付けられてばかりでは、悔しいですしね…
保育の知見を増やして、自分の保育観を確立していきましょう。

保育観の押し付けをうまく対処する方法③話し合いの場を設ける

3つ目の方法は、話し合いの場を設けることです。

なぜなら、1人の先輩保育士との対話では、保育観の押し付けがあっても、全体の話し合いの場では価値観の一方的な押し付けが起こりにくいからです。

打ち合わせの時に、「〇〇くんへの関わりについて相談したいことがあるんですけど…」など、全体の場で保育観を共有する時間を持つことで、保育観の偏りに苦しむことは少なくなります。

話し合いの場を持つことで、お互いの保育観を押し付け合うのではなく、職員全体で良質な保育を実践できることでしょう。

それでも、保育観の押し付けに苦しむなら、転職を考えよう!

ここまで、保育観の押し付けへの対処法を以下3つ紹介しました。

  • 相手の保育観を吸収する
  • 保育の知見を高める
  • 話し合いの場を設ける

しかし、これら3つの方法がどうしても実践できそうにない職場もあるでしょう。

イツキ
  • 同僚が好きになれなくて、意見を正しいも思えない…
  • 日々の業務に忙殺されて、話し合いを持てる雰囲気がない

このような状況で、保育観を押し付けられていたら、あなたのメンタルが先にやられてしまいます。

そのため、このまま働いていても将来が見えないと思う方は、思い切って転職活動をすることをおすすめします。

>>【国が公認した】保育士専門のおすすめ転職エージェント5選

【補足】どんな職場なら、保育観の押し付けに合わない?

実際に転職活動をするとなった場合、どんな職場に行けば、保育観の押し付けに合わないのでしょうか?

結論、研修制度が整っている職場だと、保育観の押し付けに合うことは少ないです。

研修制度には、以下のようなものが挙げられます。

  • メンター
  • プリセプター
  • OJT

いきなり、現場に新人を投入するような職場は、現場の職員に保育方針を丸投げしている可能性があります。

まずは、数週間でも、「この職場では何を大切にしているのか?」「どういう基礎知識を持っていてほしいのか?」を研修で教わり、そこから現場に少しずつ入っていくのが望ましいです。

そうすると、他の職員と「保育観が全く違う!」ということがなくなります。

そのため、保育観の押し付けに苦しんだ方が次に狙う職場は、研修制度が充実しているところになるでしょう。

まとめ:どうしても我慢できないなら保育観の合う職場に転職しよう!

ここまで、保育観の押し付けにうまく対処する方法について3つ解説しました。

保育観の押し付けは、保育士をしていると必ず直面する出来事です。

特に、立場的に逆らえない先輩からの意見だと、「絶対に違うと思うんだけどな〜」と思いながら、我慢してしまうことも多いでしょう。

あまりにも、保育観の押し付けがひどいと、ストレスで保育そのものを嫌いになってしまう可能性があります。

そんな状態になる前に、一度転職活動を通して、他の職場のことを知ってみてください。

きっと、今の職場よりも理想的な保育方針で仕事ができるところがあるかもしれませんよ。

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