退職代行には賛否両論あります。
- 退職代行を使うなんてクズだ!
- 辞める時ぐらい自分で言え!
- 退職代行は無責任だ!
これから使おうかと思っている人にとっては、耳の痛い言葉です。
一方で、退職代行を使わざるを得ないような会社が悪いと考える人もいるでしょう。
そこで、今回の記事では、退職代行を使うのは本当にクズなのか?を深掘りしていきます。
退職代行に対する意見を広く知ることで、「自分は退職代行を使うべきなのか?」がわかるはずです。
ぜひ、最後まで記事をご覧になってください。
退職代行サービスをクズと批判する人がいる
世の中には、退職代行を使う人はクズだと、人格否定をする人も多くいます。
最近は「退職代行会社」という「クズ」みたいなサービスみたいw
でも事実、キレイゴトなしに、
残された仲間への“仁義”を通さず「最低な辞め方」をして、お世話になった仲間への「感謝」「恩義」などを顧みないで会社を辞めた人が、新天地で成功したとの風聞は一切流れてこない。— 加藤公一レオ@売れるネット広告社 社長 (@leokoichikato) March 15, 2022
退職代行サービス………
自分で辞められん時点でそもそも社会不適合者やろ。— かず先生@大物YouTuber (@KazuV8baseball) May 12, 2021
制度として問題ない以上、過度に批判するつもりもないけど『退職代行』って甘えすぎじゃない?
『就職代行』『面接代行』するの?
— 🎀れぼる🎀今は裁判芸人 (@revolution__rev) January 8, 2022
Twitterを見てもわかるように、「非常識」「無責任」「社会人失格」「甘え」など、いろんな言葉が飛び交います。
しかし、なぜこれほどまでに退職代行は誤解されているのか、次の章から解説します。
退職代行をクズだと言われる理由【目新しいサービスだから】
退職代行=クズだと言われるのは、それまでになかったサービスだからと言えるでしょう。
よく考えると、”転職”は転職エージェントという代行業者が認められているのに、”退職”になるとなぜダメなのでしょうか?
新しいサービスに対しては、常に批判から始まるものです。
例えば、「3歳までは母親が面倒を見ないとかわいそうだ、保育園に入れるなんてもってのほか」というのも、古い考えの一つでしょう。
同じように、退職代行=クズも昔からの考えで、「自分でやるもんだ」「甘えだ」「非常識だ」ということで、批判されてしまうのです。
【結論】クズだと思われても、命を守ることが大事!!
先に結論を述べると、クズだとどんなに言われても、関係ありません。
自分の健康と命を守る方が大切なことは言わずもがなでしょう。
退職代行を使う人をクズだと批判する人は、本当に仕事で辛い経験に遭っていないのでしょう。
- いじめられて死にたい
- どんなに頑張っても報われない
- 休みの日も心も体も休まらない
普通の職場では、こんな状態にはなりません。
そのままにしておけば、メンタルブレイクを起こし、うつや適応障害などになってしまいます。
診断書を出せば、確実に辞められるでしょうが、その代償は一生ついてきます。
ですから、ブラックな職場にいる方は、とにかく自分のことを大切にしてください。
退職代行はクズではない理由を次から4つ詳しく紹介します。
「退職代行は使っても大丈夫なんだ!」とわかるはずですよ!
退職代行がクズではない理由①バックレよりいい
1つ目の理由は、バックレるよりも退職代行が良いからです。
本当に仕事が嫌で、職場のことなんかどうでもいいと思っているなら、バックレれば良い話です。
しかし、そうせずに代行業者に頼んで、正式に退職しようとしているのは、無責任でも何でもありません。
退職代行を使うことで、きちんと退職の意思が伝わるので、会社としで迷惑はかかることはないです。
したがって、退職代行を使う方が責任感のあると言えるので、クズとは言えないでしょう。
道徳的にも法律的にも、バックレは絶対におすすめできません。
過去に、バックレに失敗して退職代行を使った保育士にインタビューさせていただいたことがあるので、ぜひご覧になってください。
バックレと退職代行の違いを詳しく知りたい方は、こちらの関連記事をご覧ください。
退職代行がクズではない理由②精神が病むなら利用したほうがいい
2つ目の理由は、精神が病むなら利用した方が良いからです。
辞めたいのにずっと我慢していて、精神が病んでしまったら、あなたの人生が狂ってしまいます。
心が壊れる前に、クズと言われようがなんだろうが、退職代行を使ってでも、今の職場から逃げましょう。
仮に、あなたが病気になっても、会社は痛くも痒くもないのです。
あなたの健康と命を守れるのは、あなたしかいません。
ぜひ、勇気を出して退職代行を使いましょう。
退職代行がクズではない理由③引き止めがヒドイなら利用したほうがいい
3つ目の理由は、引き止めがヒドイなら利用した方が良いからです。
もう働くつもりのない会社にいつまでもいたところで、あなたになんのプラスにもなりません。
一刻も早く辞めた方が良いですが、人手不足などを理由に引き止められることが多いです。
理不尽な引き止めは、あなた大切な時間を無駄に食い潰すことしかしません。
退職代行を使ってクズだと言われようとも、貴重な時間を守るためであれば、これ以上に価値のあるサービスはないでしょう。
退職代行がクズではない理由④弁護士を立てて損害賠償もできる
4つ目は、弁護士を立てて損害賠償もできることです。
退職代行業社の中には、弁護士が直接代行してくれるところもあるので、パワハラ訴訟や未払い残業代の請求(過去3年分まで請求可能)など、やってくれます。
「弁護士を立てて損害賠償を立てる時に、セットで退職も代行してもらった」というだけで、周りからクズだと言われる筋合いはありません。
ただし、とにかく早く辞めたい方は、弁護士を使わずに労働組合が運営する退職代行がおすすめですよ。
24時間365日対応で、退職までの手続きにスピード感があります。しかも、安いので、おすすめです。
退職代行を使った人のリアルな声【全然クズじゃない】
ここで、実際に退職代行を使った方の体験談を紹介します。
過去にインタビューした内容を一部要約していますので、全文を読みたい方はこちらからご覧になってください。
退職代行サービス名:わたしNEXT
1年で14人も辞める保育園で勤めていました。辞めたいと思いながらも、退職するタイミングを見失っていました。
退職代行には元々いいイメージを持っておらず、「いい大人が退職代行を使うなんてひどいしあり得ない」と思っていました。
でも、ある日主任からダブルバインド発言をされて、「私に文句を言わせない」と言わんばかりにすごい睨まれて「あー、これはもう無理だ」と。
辞めるにしろ辞めないにしろ、1日様子をみようと思ったんですよね。
「休んで疲れ切ってて、体調も良くないし、このままだと心身ともにダメになるわ」って思って、「翌日は休みをください」と言ったんですよ。
施設長の人が、「体調不良による欠勤は無責任なので、代わりの人を見つけてから、休んでください」
有給も取らせてくれずに、我慢の限界にきて、頭がブチっと切れてしまいました。
「とにかく辞めたい!辞めて新しく次のステップに行きたい!」と思って、退職代行のわたしNEXTを利用することになりました。
保育士のTさんが勤めていた小規模保育園は、1年で14人が辞める劣悪な労働環境でした。
37歳という年齢もあって、若い人ならまだしも、「いい大人が退職代行を使うなんて…」と最初は抵抗感があった方です。
しかし、体の健康を優先して退職代行を使って辞めることで、現在は体力も回復し、ゆったりとした生活を送ることができています。
残念ながら話が通じない、話したくない相手もいるのが現実です。
自分で退職するのはどうもできそうにない場合は、退職代行を使っても致し方ないでしょう。
退職代行をクズという人の意見は無視して良い
退職代行をクズという人は、退職代行を使おうと悩んでいる人の気持ちが全くわかっていません。
退職は自分で言った方が良いなんて、誰でもわかっています。
それでも、言えなくて苦しんでいるからこそ、代わりに退職の意思を伝えてもらおうとしているのです。
周りから何を言われても、自分の気持ちを優先して退職代行を使ってください。
まとめ:退職代行を使い人はクズではない!自分を大切に!
ここまで、退職代行の賛否ついて詳しくお伝えしてきました。
結論、退職代行=クズでは、決してありません。
退職代行を使わざるを得ない…さまざまな事情があるのです。
退職できずにいつまでも今の職場にいたら、精神が病んでしまい、二度と取り返しのつかなくなるかもしれません。
あなたの本来の才能を生かすのは、今の職場ではなく、他にきっとあるはずです。
ぜひ、退職代行を使って人生をリセットしましょう。